Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

民進党のレベルがよくわかる篠原孝議員のブログ記事

 
こんな低次元で物事を考えている議員がいるのが、今の民進党なんですねぇ。
 
読んでいて、驚きを通り越してもはや呆れかえってしまいます。
 
仕事で間接的ではありますが、家畜衛生機関の方とたまに話しをする機会があります。
 
顔を会わす度に口にするのは、家畜獣医師、特に大型家畜に対応する獣医師が不足していて、特に地方はやばい状況になりつつあるということでした。
 
獣医師が不足すると何が問題かというと、一番大きいのは、防疫対応でしょうね。
 
宮崎県の口蹄疫問題でも、獣医師の不足が初動の遅れとなり待機家畜を殖やし、結果被害が甚大になったとも言われています。
 
僕のいる島根県でも数年前に鳥インフルが発生しました。
 
これも仕事の関係で、鶏の処分に駆り出されることになりました。
 
生きている鶏の足を捕み、片っ端から大きなビニール袋に入れていくのです。
 
袋がいっぱいになったら、縛って産廃用のコンテナに放り込んでいきます。
 
地獄絵図です。
 
ここでも、行政職員等の話しで獣医が不足していてどうしても対応が後手になると聞かされました。
 
そもそも、政府や官僚が獣医師の数を規制する理屈が分かりません。
 
仮に過剰気味になったとして、困るのは獣医師や獣医師会であり、畜産農家や国民は特に不利益を被ることはないはずです。
 
民進党は、民主党政権時代に四国での獣医学部新設を積極的に推し進めていた経緯があります。
 
しかし、それを無かったことにして加計学園問題を騒ぎ立てるのが、あまりに愚かしいですし、端から見ていて滑稽でもあります。
 
安倍政権憎しだけで、とんでも論を繰り広げる事に何の疑問も出てこないほど、思考力が低下してしまってるのでしょうか?
 
記事の中で、「四国で160人の入学定員が増えれば、過剰医師が生まれるだけ」みたいに書いてますが、別に四国で獣医師になる必要はないわけで、全国どこでも獣医師はできるはずです。
 
ましてや、私立の学校がやろうとしている話しです。
 
文科省の管轄とはいえ、そこまで反対する必然性もありません。
 
「北海道は、北海道大40人、帯広畜産大40人、酪農学園大120人の計200人と全体の22%になる。畜産が盛んな九州は、鹿児島大30人…。それなのに四国は160人と15%も占める。上述のせいぜい全国の3%の家畜頭数にすぎない四国に過大な獣医師が誕生することになる。」
 
という部分も、正直意味不明。
 
学生数と地元獣医師の数を問題にする合理性がわからない。
 
仮にそうだとするなら、尚更、獣医学部が無い四国に作る必要があるという事になるし。
 
あと、ペット用獣医を含めた数で獣医一人当たりの家畜頭数云々を言ってるのも、実態から暗に目を剃らそうとしている臭いがプンプン。
 
恐らく、民間と公務員を含めた家畜獣医の数で算出すれば、家畜獣医の数が不足している事は明白となります。
 
また、「わざわざ、広島や今治を特区にしてやる必要はない」とか書いてますが、どこから目線でモノを言ってるのでしょう?
 
あまりに中四国の人たちに対して失礼じゃないですかね。
 
これを書いた篠原孝という議員は、どこの選挙区でしょうか?
 
(ググってみる…)
長野県らしいです。
 
もし、長野じゃなく広島や愛媛だったとしても、同じように言うんでしょうかね。
 
和牛肉の枝肉価格が右肩上がりで、好調を維持しており、特に肥育農家が飼育頭数も増加傾向となっているんですよね。
 
そういった現状については、何も知らされてないんですかね、この議員さん。
 
基本、加計学園の問題は文科省内部の問題です。
 
そういう文書を作るのも、隠すのも文科省内部の事であり、前事務次官がそういう文書が存在するというのであれば、○○職員が作成したものだとか、どこのフォルダーにあるとか自ら言えばよいだけの話し。
 
以前も書きましたが、獣医師の数を意図的に制限してきたのは、既得権団体である獣医師会とその族議員であり、それについて自民党は批判されるべきであり、全くもって問題の論点がずれてしまっています。