Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

共謀罪雑感

当然、左側の人たちからは猛烈な反対が起きることは想定済みでしたが、、なんか議論が噛み合ってない感じが否めません。
 
知られている通り、共謀罪法案の背景にあるのは、国際組織犯罪防止条約TOC)の締結と批准にあるわけです。
 
しかし、共謀罪法案など無くてもTOC加盟は可能だとか、加盟のみで共謀罪を履行しなくてもよいのだとか、なんかめちゃくちゃな論で戦おうとしていますよね。
 
以前、民主党政権時代に共謀罪無しでTOC加盟すると公約を掲げていたのに、結局加盟は実現しなかったという過去があります。
 
そのことについて、客観的かつ明確な理由説明がなされないまま先頭に立って反対の旗を振っています。
 
民進党と名前を変えたとはいえ、似たような人たちで構成されている政党なのですから、当時の事について話す必要があると思うんですけどねぇ。
 
国連加盟国で加入してないのは、日本を含めわずか10数カ国、先進国だと日本だけと言われているTOC
 
共謀罪そのものに反対するより、TOC加盟に反対するべきなんじゃないのかなと感じます。
 
国際的にみて、加盟には法整備が必要なのは明白ですし、加盟しても法の履行はしなくても良いなんてふざけた話しが通用するのは、お隣の国ぐらいなもんだと思うのです。
 
まさか日本もお隣と同じレベルでいいなんて、みなさん思ってるわけじゃないでしょうに。
 
TOC加盟を目指すなら、どちらにしろ今の共謀罪法案成立は不可欠でしょう。
 
仮に廃案に追い込んで、民進党が与党に返り咲いたとしても、TOC加盟を目指すなら似たような法案を出さざるを得ない状況になるのです。
 
結局は自分の首を絞めることになるってだけの話しのような気がしますね。