Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

入札失敗

うちの会社が手がけている事業で、行政の発注する業務を請け負う契約をして実施しているものがあります。
 
その事業の起ち上げ責任者だったのが僕だったこともあり、また、行政との契約に関しても当時の自分が手がけた経緯がありました。
 
なので、その部署から異動になった今でも、県との契約に関することや事業の方向性などについて首を突っ込んだ状態になっています。
 
もちろん、自分としては手を離したいのですが、役員からの指令によって仕方無くという感じです。
 
で、今年も行政との契約の時期が来たので、その対応をすることになりました。
 
相手は行政ですので、当然のことですが、入札に参加することになります。
 
一般競争入札に近い形であり、談合を防ぐためにどこか参加するとかの情報はもちろん、参加者数すら分からない状態となっています。
 
色々とシミュレーションを行って、3回分の数字(だいたいの入札は3回目まで入れる事ができる)を決め、役員にも相談をし、いざ本番に臨んだのですが、、、ダメでありました。
 
入札参加した業者は、昨年の顔ぶれに1社加わり全部で6業者となっていたこともあったのですが、それよりも大きかったのが、昨年より大幅に金額を下げてきたところがほとんどだったのです。
 
その金額で受注しても赤字しか出ないはずなのに、強引に落札した印象でした。
 
どこもがうちの会社を警戒した、もしくは取らせまいとした感じもしないではないです。
 
でも、既に開札は済んでしまい、今さら何をどう言おうが結果は変わりません。
 
目の前が真っ暗になりました。
 
見立てが甘かったということでしょうし、情報不足のまま臨んだと言われてもしょうがない。
 
今思い返せば、もう少しああすれば良かった、こうしとけば良かった、いや、でも結果論だったら何とでも言えるしと、色んな思いや考えが頭の中をぐるぐる回り、ここのところ夜も眠れない状況が続いています。
 
入札に失敗したことによる余波は、その管轄業務部署の人員体制にも影響を及ぼすはず。
 
恐らくは、経費圧縮のために人員の異動に手を付けると思われますが、それをすると、再来年、また行政と契約できた時に今度はちゃんと人が戻ってきてくれるかという問題もあります。
 
実際に、現場の人間に落札できなかった件を伝えたら、やはり、誰か人が削られるんじゃなかろかという心配をしていました。
 
もちろん、役員も承知した上での金額を出しているので、自分だけの責任とは言えないはずです。
 
ですが、それはあくまで形式上の話し。
 
実際に数字を作るのは自分ですし、その根拠や推測を立てるのも僕です。
 
役員に説明したところで、役員も詳しい内容までは理解出来てないですから、僕が作った数字や資料に対し疑義や反証を差し込むのは無理な相談。
 
入札で落とせなかった責は、やはり自分にあると言わざるを得ません。
 
早く退職できていれば、もうこんなツライ思いしなくて良かったはずなのにと後悔の念にさいなまれます。
 
今回の失敗は、自分で悩む容量を超えてしまっており、処理しきれません。
 
今度こそ、退職届けを受理してもらわなければ、自分がおかしくなりそうな気がしています。