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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

モヤモヤさま~ず2~鳥取・島根編の感想

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地元山陰に、ついにモヤさまが来たということで、放送を楽しみにしていました。
 
TV東京系の放送局が山陰にはなく(たぶん、全国的にも少ないとは思いますが)、放送は日曜日の午後に2~3ヶ月遅れとなります。
 
年明けにやっと放送され、加納アナ後任の福田アナと共にさま~ずが米子、境港、松江、安来、出雲とロケをした模様。
 
見終わっての感想としては、モヤさまは田舎のロケには向かないなということでした。
 
地元の観光有名どころを巡るやり方は、モヤさまの良さを打ち消してしまってるなぁと思ったんですよね。
 
もともと、街歩きしていてモヤモヤと気になったところや人にさま~ずが絡むところが、この番組の面白さでした。
 
実際に自分も街歩きしていて、ちょっと気になる看板とか、変なお店とか、何でそこにこんなものがあるんだろうとか、モヤっとすることがけっこうあり、そこの痒いところを、登場する素人さんを面白くいじりながら回していくのが実に良いのです。
 
逆に、王道の名所とか有名な場所は敢えて避ける、行かないというのも面白い。
 
鎌倉に行った時なんて、鎌倉の大仏は有名だから直接は観に行かず、寺院の周りの道から塀越しに大仏を覗き込み、「モヤさまだからこれでいいんだよ!」とやっておりました。
 
昨今の散歩番組ブームの中、モヤさまはブームの前からスタートしており、且つ、その地位を不動のものにしている理由はまさにそこだと思ってます。
 
ロケ中、ガチの飛び込みがどのくらいあるのかは知りませんが、少なくとも見ている限りは、不自然な仕込み感はあまり感じません。
 
商店街のマスコットキャラクターの着ぐるみが登場するところは、確実に仕込みだと思われますが。
 
録れ高サイコロ振ったり、ラストで録れ高OKのシーンがあったりするので、半分はガチ飛び込み的な作りになってるのだろうと想像します。
 
そのモヤさまの面白さが、今回の鳥取・島根編では感じられなかったなぁと。
 
まあ、まず、ぶら歩きすら難しいのが田舎ですからね。
 
今回観ていても、境港の鬼太郎商店街を少しいじって、画面代わって米子出身の売れないピン芸人の実家がやっている古民家カフェという展開でしたが、この二カ所の距離は20km以上離れており、車で移動しピンポイントでそこに行きロケという状態でした。
 
ぶら歩きした体ではありますが、実際にはほとんど歩いていません。
 
歩いても人と会わないですし(^^ゞ
 
安来、松江、出雲もほぼ、観光名所に行って若干素人に絡むぐらいの感じで、普通の旅番組に近い作りになってしまいましたね。
 
これは、別に誰が悪いというものではなく、いろんなしがらみもあったり、こんな田舎でやるモヤさまの難しさというのが露呈してしまったということでしょう。
 
同じ田舎ロケでも、所さんのダーツの旅がありますが、モヤっとしてようがしてまいがロケ先を車に乗って掘り起こしていくのは、やはりモヤさまの主旨や立ち位置とはちょっと違いますよね。
 
モヤさまはあくまで、さま~ずの2人とアシスタントのグダグダなやり取り、そして、ロケ先にいる変な人や物との絡みが面白さであります。
 
単純に、観光名所紹介となってしまった鳥取・島根編は、田舎ならではという点を考慮しても、やはりその面白さは半減してしまったかなとという印象でした。