ばらかもん
ほんわか日常系のアニメで、しかも非常に良質な作品でありました。
あらすじ
書道家である半田清舟は、自身の受賞パーティーで自分の作品を批判した書道展示館の館長を殴りつけてしまいました。
見かねた半田の父親が、人間として成長させるためど田舎の五島に移住させます。
嫌々に移住した半田はもちろん、反省する気なんか当初なかったのですが、島で生活していくうちに徐々に心が変化していくのです。
琴石なるちゃんにはまる
もう、影の主役とでも言って良いのではと思います。
なるちゃんがあまりに天真爛漫で可愛すぎる。
声優さんの方言も上手で(何言ってるかわからない時も多々ある)、素晴らしいキャラであります。
島民の人々それぞれが良い味を出しているのですが、特になるちゃんは別格ですね。
観てるこちらまでが、ほのぼのと癒やされてしまうというか、こんな子が近所にいたら楽しいだろうなと思うぐらいはまりました。
独りでいたい、でもやっぱりどこかで人を求める
僕自身、他人との関わり方が上手い方ではないし、できれば人との無駄な接触を避けたいと思いながら生きてきました。
でも、片方でこうやってブログを書いてちょっとでも誰かに読んでもらえることを期待しているわけです。
これって矛盾してますよね。
人が成長したり、前に進んだりするためにはやはり自分以外の誰かの存在が必要であり、心の奥底では無意識にそれを理解してるんでしょうね。
主人の半田君もそんなタイプの人間で、自分のことしか考えないヤツなのであります。
島での暮らしを通して徐々に変わっていく主人公、それを見守る視聴者という構図がきちんとできていて上手に作られています。
まとめ
この作品は、観てもらうとわかりますが、非常に感想がテキストに起こしにくいです。
あのほんわかした空気感とか、見終わった後の幸福感は簡単に説明したり文章にしたりするのが難しいですね。
原作は未読ですが、どちらかというと映画とかドラマ向きかもしれませんが、アニメで上手に作り上げた制作陣はたいしたものです。
ただ、これを単純に田舎賞賛みたいな観点で捉えられるのは嫌なんですが。
ともかく、素晴らしいアニメであり、例えばジブリアニメしか観たことないって人達に是非観て欲しいですね。
日本にはジブリ以外にも、素晴らしい作品がいくつもあるんだよって知って欲しいです。