天候不順で野菜が高くなった事により、学校給食をストップするという事態も発生したようです。
それに関連した記事で、自分も似たような考えを持っていたのでそれについて少しばかり。
最近は色々と行き過ぎた事象が多く、個人情報保護の件にしろ、今回の地産地消の件にしろあまりに締め付けすぎているというか、偏狭な視野に立ってしまっている感じがしています。
地産地消も地元にあるものは、地元の食材をできるだけ使おうね♪で良いと思うのですが、今や地元食材を使わない者イコール極悪人のような図式。
僕は、色んな所の食材を食してみたいので、そもそも地産地消という概念はそんなに好きではありません。
それよりも色んな食材が流通してる状態の方が、健全だと思うのです。
後は消費者の選択に任せれば良いだけ。
行政が条例で地産地消を義務づけるなんて、愚の骨頂だと思ってます。
それに、地元産が安全安心だなんてただの錯覚ですし。
基本的に日本国内であれば、トレーサビリティで問題がある商品はそれほど多くないはずですし、そこも消費者が拘るなら選択しなければいい話しです。
輸入食材に関しては、確かに一抹の不安もありましょうが、仮に中国産は嫌だなと思ってる人でも実際に外食や中食してたら、普通に中国産食材を口にしてたりする可能性が高いわけであります。
僕も以前は中国産は避けたいと思ってたタイプですが、普通に中華料理食べに行けば、そこはやはり中華食材なわけでして、中国産を毛嫌いするのも荒唐無稽な話しだなと自省しました。
それに完全に地産地消としてしまうと、地元では口にできない食材も必ず出てくるわけですし、だからこそ日本には多くの食材が輸入でまかなわれていたりもするのです。
海に面してない都道府県で地産地消を義務づけたら、鮮魚が食べられなくなっちゃったなんて笑い話にもならない状況も発生するんでしょうか?
まあ、今回の学校給食中止問題にどこまで地産地消の強制力が影響しているのかはよく分かりませんが、あまりに地産地消を崇拝する風潮もどうかと危惧しています。
だいたい、そういうことを声高に叫ぶ人って、高樹 沙耶じゃないですが、ものすごく盲目的に自分の価値観を押しつけたりするタイプが多そうですし。
地産地消は、「できるだけ地元産の食材を使おうね、でも、それ以外の食材も色々と食してみようね、色んな違いがわかるから♪」ぐらいで良いじゃないかと思ってます。