Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

バンテージ・ポイント

映画

 

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あらすじ
スペインのサラマンカ広場で行われたテロ撲滅国債サミットで、演説をしようとした米大統領が狙撃されます。
 
そして、敷地内に広がる爆発音と共に、演説ステージも爆破されるという惨事に。
 
そしてここから、各登場人物による視点で事件が何度もリピートされ、徐々に事件のラストへ迫っていくという異色の作品。
 
冒頭の広場での大統領狙撃、爆発発生からラストまで一気に進み、途中で止まったり休むこともありません。
 
まさに怒濤のラッシュという感じで、あっという間に観てる方も時間が過ぎてしまいます。
 
以下、ネタバレ若干含みます。
 
リピートする手法
前半部分、何度も時間がテロ発生前に巻き戻され、それぞれの人物からの視点に返るのが個人的には若干うざかったです。
 
この映画の評価が高いとされる要因が、そのリピート手法にあるのですが、8回も巻き戻されるんですよね。
 
観てて、え~、またぁ?って思ったのも事実。
 
せめて半分の4回ぐらいに留めて欲しい。
 
リピートされる視点
①テレビ局視点
ディレクターと現場リポーターのやり取り含めて、これから起こる事を視聴者に知らしめる効果絶大。
 
②主人公SP視点
以前も大統領狙撃から身を挺して命を救った経歴の持ち主で、それから復帰後初仕事がスペインでの警備となります。
必要最小限のセリフですが、その圧倒的存在感が作品を支配しています。
 
③地元刑事の視点
彼が何者でどういう立ち位置なのかは、最初は分かりませんが、後半で見事に伏線が回収されます。
 
④旅行者視点
サラマンカ広場の様子を家庭用ビデオで最初から撮影していた人物。
 
演出的には彼がこの事件を解決するキーマンのような描き方でした。
 
⑤米大統領視点
サミット会場に入る前からの様子が描かれ、そこで視聴者は衝撃の事実を知ることになります。
 
それは、狙撃情報は既に米国側が掴んでいて、本番の演壇に立たせたのは替え玉であったということ。
 
しかし、それすれも計算済のテロリスト達の計画により、本物の大統領がいるホテルの部屋も襲撃されるのです。
 
この時点で、観てる方はまたまたビックリするしかありません。
 
⑥テロリスト視点
テロリストのメンバーに、元特殊隊員がいるのですが、彼は弟を首謀者達に人質にとられ脅迫状態でこの事件に参加させられていました。
 
ここで、冒頭の意味深な女生とのシーンが何であったかが理解できます。
 
⑦主役SPの同僚視点
主役SPと一緒に警護にあたる同僚ですが、実は彼がテロリストの一味であったという事実が判明します。
 
前半、主人公がTV局中継車で画像を巻き戻して事件の状況を確認している時、何かに気付いて慌てて外に飛び出すシーンがありますが、そこと繋がるわけですね。
 
⑧テロ首謀者視点
この時点で首謀者が誰であるか明確になりますが、物語的にはそこに重きが置かれていません。
 
彼らが最終的にどういう手法で大統領を拉致するつもりだったのか、そのラストは一体どうなるのかが面白く観られるところです。
 
 
迫力あるスペイン市街地でのカーアクション
全体通して、スピーディーに話しが展開していくのですが、先ほども書いたように、各視点でリピートされるため、話しの内容はじっくりと堪能することがでるという不思議な作りです。
 
しかしながら、スペインの街中で繰り広げられるカーアクションの激しさといったらなかなかの見ものであります。
 
このあたりはさすがアメリカ映画といったところでしょうか。
 
各視点巻き戻しと登場人物に対する疑心
観てる側の話しでありますが。
 
ビデオ撮影をする観光客やら、母娘やら、テレビクルーやら、それぞれの視点でリピートされる度に、この人物がもしかしたら怪しいかも?と勝手に想像しながら観てしまいます。
 
まさに制作者の思うつぼですね(^^ゞ
 
あの少女を登場させる意図があったのか、という疑問は見終わって冷静に振り返ると出てきますが、見てる最中はそんな疑問も抱かせない展開であり、そういうのも含めてクオリティが高い映画と言えます。
 

まとめ

非常に良くできている映画なのは、素人目にも確かです。
 
ただ、個人的にはリピート回数が多すぎて、「え?また?」って思ったのも事実。
 
物語のその先を知りたい欲求が強い人は、そこのところが引っかかるかもしれません。
 
でも、それを含めて良い映画だと思いました。