Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

一週間フレンズ。

アニメ

f:id:minorthing45:20161013213511p:plain

 

タイムリープものは今までけっこう観てきましたが、記憶喪失もの、しかも一週間ごとに記憶がリセットされるという設定は今までになく、ちょっとびっくりしましたね。
 
そういう設定があるだけでも、物語として充分に美味しく料理できるわけで、その期待を裏切らない作りになっています。
 
あらすじ
主人公の長谷祐樹は、高校で同じクラスにいる藤宮香織のことが好きだったのですが、ある日思い切って彼女に「僕と友達になってください」と声をかけます。
 
しかし、彼女は友達との記憶が一週間しか覚えていられないという、特異体質の持ち主でした。
 
そのため、友達を一切作らないと決めていたのですが、長谷君は「一週間で忘れても、また月曜日に友達になってくださいって言います」と決意し、それから2人の関係が一週間毎に繰り返されるのでした。
 
そこへ、長谷君の友達でモテ男の桐生君や、藤宮さんと友達になりたいという天然系女子の山岸沙希ちゃんも加わり、物語は進んでいくのであります。
 
なぜ、藤宮さんはそのような記憶喪失になってしまったのか、彼女と長谷君の結末はどうなるのか?
 
といったところです。
 
毎週リセットされる記憶喪失という設定
一週間毎に記憶喪失になるという、都合の良い設定は果たして許されるのか?とまでは言いませんが、物語を構築する上であまりに便宜的すぎるという気がしないでもない。
 
確かに、この設定がなければタイトル通り「一週間フレンズ」の存在そのものが無くなるわけで、そういった意味ではかなり反則スレスレの大技を繰り出してしまったように思います。
 
まあ、フィクションですからね、そこは何でもありとしても問題はないのですが、友達の記憶だけがリセットされて家族とかは覚えているというも、さすがに都合良すぎか?
 
それに、なんでも精神的トラウマのせいにして作り上げてしまうのも、物語を味わう上において雑味になってしまいます。
 
長谷君のキャラって
客観的に見た場合、主人公の長谷祐樹のキャラは、基本、若干うざい部類に入ると思うのですよ。
 
あの年齢にしては物わかりが良すぎる反面、一見良い人そうに見えて、相手の気持ちも考えずにガンガン行くタイプですよね。
 
でも、藤宮さんの憂いのある控えめな雰囲気と、クールな友人の桐生君、天然系の沙希ちゃん達がいることで、全体としては非常にバランスの取れた感じでずっと観ていけます。
 
ちょっとピュア過ぎる主人公ではありますが、嫌味に感じるほどではありませんでした。
 
青春物語としては王道
長谷君が藤宮さんに気持ちを伝える迄のイントロの部分、唐突な感じも少しありますが、彼女が着替えているところを事故的に見てしまってビンタされて云々というように、下手にイベント化してなくて良かったです。
 
単純に、同じくラスにいる女の子が前から気になっていて、勇気を出して声をかけてみたという形は、好感が持てます。
 
また、よくあるハーレムもないですし、どちらかというと主人公が友人の桐生君に嫉妬してまうとか、最近のアニメにはあまり見られない王道の青春ラブストーリーとなってます。
 
そういった意味では、堂々と青春を描いていて珍しいパターンですね。
 
記憶喪失のキーとなるキャラの存在
藤宮さんと小学生時代に仲が良かった九条君が登場し、順調に一週間フレンズを続けていた状況に小さな嵐が訪れます。
 
九条君との過去の経緯から、藤宮さんは事故に遭い記憶障害が発生するのですが、かなり深刻な記憶喪失状態となるには、ややエピソードが弱いかなぁと。
 
物語の重要キャラである九条君の影も今ひとつ薄く、そこは残念でありました。
 
華々しく登場したものの、そのままフェードアウトしてしまったという感じですかね。
 
ラストが良かった
ラストはやっぱりその方が良かったですね。
 
また、「友達になってください」というスタートに戻るエンディング。
 
付き合うって結末も当然ありだろうけど、タイトルが「一週間フレンズ」だしね。
 
そこには、初志貫徹というか、どんな状況になったとしても長谷君は藤宮さんをあきらめず思う気持ちがあるというのがメタ的に見る方にも伝わってきます。
 
まだ、これからも未来へ向かって2人は続いていくって感じなんですよ。
 
このラストによって、今まで色々と難癖付けてたところも吹き飛んでしまいました。
 
良い物語だと思います。