Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

タイムライン

映画

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あらすじ
ニューメキシコ州で発見された瀕死の男性が病院に担ぎ込まれるところから、物語はスタートします。
 
その男性は助からなかったのですが、検視の結果、体中のあらゆる組織(骨、臓器など)が断層がずれたような状態になっていました。
 
実は、彼はハイテク企業であるITCの社員であり、その会社の技術で作られた転送装置を使用していたことによる「転送エラー」が原因でそのような死に方をしたのでした。
 
同じ頃、ジョンストン教授は100年戦争に関する遺跡発掘調査を行っていたのですが、そのスポンサーがITCであり、ITCが提供する資料があまりにピンポイントで発掘成果をもたらしていることから、教授はその理由を聞きに会社へ出向くのでありました。
 
教授が出かけた後も発掘調査は続くのですが、なんと、その遺跡からジョンストン教授のものと思われるメガネが発見され、息子や関係者達は驚きITC社へ乗り込みます。
 
そこで、会社側から転送装置に関する話しを聞かされ、教授が14世紀の100年戦争時代へ行ったまま消息不明になっていることを告げられるのです。
 
中世にタイムスリップした考古学教授を助けるため、その息子や教え子達が同じようにタイムスリップしたものの、そこはイングランド軍の拠点であるラ・ロック・キャッスルがフランス軍によって陥落する日でありました。
 
さあ、彼らは無事、現代に戻ってこれるのでしょうか?というお話です。
 
伏線きちんとしてるけどテンポも速い
冒頭の発掘調査シーンで、ラ・ロック・キャッスルが陥落する説明とか、教授のメガネが見つかったトンネル内にある壊された壁画、出土した夫婦の石棺に描かれている夫の方に片耳が無いところを話すシーンなど、不自然にならない感じで上手に伏線が挿入され、ラストまでにそれがきちんと回収されているのはさすがであります。
 
これがなかったら、この映画の評価はもっと低かったかもしれませんね。
 
逆に、展開はかなり速くて、各登場人物の掘り下げと関係性も描かぬまま一気にタイムスリップまで行くため、その後の戦場でどんどん殺されていく場面において、えっと誰が死んだんだっけ?という感じになり、今ひとつ感情移入ができませんでした。
 
中世の戦闘シーンは迫力あり
主人公達は、当然といえば当然ですが、タイムスリップ先の戦場ですぐにトラブルに見舞われ、囚われの身になります。
 
敵に追われたり、脱出したりするシーンもなかなか面白かったですが、それよりもキャッスルでの攻防場面が非常に迫力満点。
 
特に火をまとった石を投石機で城壁に飛ばすところとか、両軍の矢の打ち合いの場面とか、かなりかっこよく仕上がってて、下手なアクション映画より素晴らしい。
 
歴史変えてしまって大丈夫?
転送装置でタイムスリップする前に、歴史が変わるので現代の物は持っていけないという会話がありました。
 
また、タイムスリップ後もメンバーである助教授のマレクが、歴史を変えてはならない発言をしていたはずなのに、そのマレクがキャッスル攻防の鍵であるレディ・クレアを助け、彼女と共に生きるために時代に残る選択をするのです。
 
あれだけ、「歴史を変えてはいけない」と言っていたのに、その展開はどうよ?とも思ったのですが、そのことがラストの感動へと繋がっていきますので、まあしょうがないですかね。
 
フランス軍が正義役でイングランド軍が悪役
まあ、これは僕の個人的印象ですが、観ててどうしてもフランス軍に肩入れしたくなるような描き方ではありました。
 
史実的に観ても、イングランド優位だった100年戦争がジャンヌ・ダルク登場によりフランスが逆転勝利を飾った経緯があるので、判官びいきが出るのも致し方ないところでしょうか。
 
レディ・クレアとマレクのラブロマンスも盛り込まれていますしね。
 
ただ、歴史という観点で捉えると、片一方だけに軸足を置きすぎるのもどうかなとは思うんですけどね。
 

まとめ

ラストはお約束の都合良すぎる展開もあったけど、時空を超えた恋愛や、SFの要素もあり、そして中世時代絵巻さながらの戦闘シーンなど非常に盛りだくさんで、且つ、上手にまとめあげていて、良質なエンターテイメント作品だと思います。