Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

アオハライド

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有名な作品なんで、今更という感じもしますが、備忘録としての感想を少し。

 
これも原作マンガは読んでませんので、アニメでの個人的評価となります。
 
青春恋愛ものなので、やっぱりキラキラしているし、50近くなった親父には眩しすぎるなぁとも感じましたが、学校生活の日常含めてよく描けているなとは思いました。
 
特に前半部分、主人公の双葉が同性から嫌われたくないが故に、学校内では3枚目を演じ女子力を下げることにエネルギーを費やしているところは、けっこう共感できる話しがあったりします。
 
要は、クラスの中で変に浮きたくない、特に異性関係で目立ちたくないという心情はこの年代にはよくあることだろうなぁと。
 
そうした空気感を上手く絡めて、幼馴染みであった馬淵君との展開や、マイウエイを行こうとする新しい友人達との関係がすんなりと観てる方にも入ってきます。
 
双葉が恋する馬淵君はツンデレで、それでいて母親に死について心に傷を持つキャラ設定。
 
このあたりは、いかにも少女漫画チックでして、悪くはないけどありきたり感もあります。
 
このアニメでは、その馬淵君の心の傷が癒やされ再生される迄がテーマになっているようで、ラストもまだこれから日常生活が続いていくという終わり方でした。
 
当然だと思いますが、アニメで描かれたのは原作の半分までとか、そんな感じなのでしょうね。
 
ただ、ちょっと気になったのは、クラスの女生徒から疎ましがられている植田悠里と友人になった双葉だけど、その悠里ちゃんも馬淵君を好きになって、お互いがライバル関係になった展開。
 
ここからどう持っていくのかなと期待してたんですが、意外にあっさりと悠里ちゃんが身を引いちゃって、そこまでドロドロな空気にはなりませんでしたね。
 
ちょっと物足りなさがあったんですが、この「アオハライド」という作品全体がライトな感じで描かれているので、しょうがないかなとは思いました。
 
もうひとりの友人、村尾修子は馬淵の兄でありその学校の教師でもある田中先生の事が好きなんだけど、クールなキャラとして登場しますが、今ひとつ掘り下げ方が足りず中途半端な役どころになってた気がします。
 
たぶん、第2期もあるんでしょうね。
 
自分の評価としては、一定レベル以上ではあったと思いますが、世の人気ぶりが何故なのか理解できるほどでもなかったです。