Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

情けない役員の話しを聞くとテンション下がりますね

僕が努める会社の支店本部は、7月から役員が新体制に替わりました。
 
前にも書いたように、僕が仕えていた旧ボスは、本店の№2となったため支店本部の空いた2つの役員席に新しい人が座ることになりました。
 
支店本部トップは、旧ボス時代の常務だった人が繰り上がりました。
 
そして、その常務のポストに就いたのが、これまで非常勤役員だったN氏が就くことに。
 
正直、このN氏については、僕だけでなく他の管理職からもN氏で大丈夫かなという声が聞こえていたのです。
 
このN氏、悪い人ではないのですが、ただけっこうトンチンカンな発言が多く、また、対外的には良いことしか言わず、時としては厳しい事を言わなければならな場面でも、その場をなあなあで終わらせてしまうので、常勤役員という立場でもそれをされると、こちらもしんどいなぁと不安に思っていました。
 
また、いわゆる会社勤め経験が無い人であり、それが良い方に出ればありがたいのですが、どうもそんな雰囲気でもなさそう。
 
最近も、ある愚痴話しを他の部署の部下K君から聞かされました。
 
K君は、まだ一般職ですが職歴は10年近くあり、真面目で行動的な社員です。
 
そのK君がたまたま取引先の人と、新常務となったN氏含めて5人で懇親会の酒席に参加したそうです。
 
会も終わり会計の段階になった時、N氏はなんと、支払いを5人均等割にしようと言って、全員にお金を出させたのです。
 
せめて、同じ組織で部下にあたるK君の払いは自分が持つとかいう腹がなかったのでしょうか。
 
まあ、それだけならまだしもで、その続きがあります。
 
N常務は、領収を自分の名前で書いたものをくれと店員に言ったらしく、しかも、金額は自分が均等割で支払った額でなく、総額が書かれたものを要求したとのこと。
 
この話しを聞いて、開いた口がふさがりませんでした。
 
N氏は個人事業主でもあり、そちらの方で恐らくはその領収書の金額を経費として落とそうとしているのでしょう。
 
気持ちは分からないでもないですが、組織の役員としては情けない話しであります。
 
役員として、5人の飲み代の支払いを持つわけでもない、部下一人分の支払いを持つ腹もない、でも支払い全額の領収書をくれというのは、とても褒められたものではありません。
 
というか、そういう姿を平然と部下のK君の前で見せる事に驚きであります。
 
僕としても、ある程度の覚悟はしていたとはいえ、本当に男気もないケチな役員が就任したんだなと改めて実感してしまいました。
 
旧ボスはあれこれと敵も多い人でしたし、僕も旧ボスの全てを肯定するほど崇拝しているわけではありませんが、それでも彼は僕ら部下にはそういう場面で一銭も出させませんでした。
 
役員報酬は自分の懐に入れるな、他の人の為に使えというのがポリシーであり、それをずっと実践していたわけですが、それと今回の新常務の行動を比較すると、本当に恥ずかしいやら情けないやらという気持ちにさせられたのでした。