Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

感情は「5秒」で整えられる/鈴木雅幸

Books

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キャッチーなタイトルで、他のブログでも紹介されていたので、Kindle版を購入して読んでみました。
 
結論から言うと、得心する部分もけっこうありましたが、ただ、5秒で感情を整えるには、その段階まで経験値を積まないと不可能だよねっていうツッコミもできる内容。
 
タイトルにある感情を5秒で整える方法そのものが、ズバリ書いてあるわけではありません。
 
自分に感情の乱れがあった時、すぐに実践できる内容ではないのですが、書いてある事を普段から心がけていれば、感情は5秒で整えられるという主旨になっています。
 
とはいえ、それなりに響いた箇所もありましたので、それを紹介しておきます。
 
【対人関係における響き】
「人はその言動よりも、それをどんな感情で表しているのかというフィーリングの方が、相手には強く伝わってしまう。」
 
「あなたがいくら見た目で優しく相手に接しているつもりでも、心の中で人に対する不満や不信感が強ければ、その負の感情が一緒に相手の心に伝わる。」
 
 
【自身の心がけに関する響き】
「相手が心を開ける状態にするには、まずあなたが自分のことを好きになり、喜びや感動、感謝といった心地よい感情をできるだけ増やすよう日々心がけることが大切。」
①自分1人の時に、できるだけ自分の好きな事、楽しいと感じること、感動することをして過ごす。
②そうした時間を過ごして得た心地よさを持って、人と接する。
③さらには、既に心地よい感情を持っている人とできるだけ接するようにする。
 
「人は自分に自信がないと、他人からどう思われているかばかり気になり、人から嫌われることをとても恐れてしまう。」
 
「劣等感を克服する最善の方法は、劣等感を克服しようとしないこと。」
 
「自分の価値を計るために人間関係を結ぶのではなく、自分の好きな人、会いたい人と積極的に付き合い、そのときに感じるふれあいを素直に喜ぶことが大切。」
 
「人間関係に喜びを感じられないとすれば、それはあなたが喜びという感情を共にできる人間関係を得る機会に恵まれてないから。」
 
「いくら心理学の本を読んだり自己啓発セミナーを受けても、体験が伴わなければ人間関係は学べません。人間関係は実感を通して学べるものであり、人間関係を結ぼうとするプロセスの中でこそ、身に付くものである。」
 
「小さなイライラから出たひと言、小さな負の感情からとった行動によってある人の目にはそれがあなたの全てであるかのように判断されることもある。これは小さなことによって人間関係が好転することをも意味している。」
 
「ほんの少しでも自分の発する言葉に注意を払うようにすれば、無益な衝突や誤解は避けられる。」
 
【自分にずっと欠けている部分の響き】
「『あの人は信念がある』と思われるようになりたいのなら、まず『自分は今、何をすべきなのか』を明確にして自分の中心に据えること。そして、なすべきことを完遂させることに集中する。」
 
「相手に嫌われたくない、というところに基準を置くと、どうしても言動に一貫性が無くなる。」
 
「自分がなすべきことの責任を果たそうとする『覚悟』を決めること」
 
「例え相手への接し方がその時々で変わったとしても、それはそれでいい。自分のなすべきこと=ゴールを中心に据え、信念を持って事にあたる姿勢があるのなら、そこには一貫した軸が存在している。」
 
【具体的な方法としての響き(自分への問いかけ)】
◆自分への問いかけ
「自分は自分の仕事が会社にどのような貢献をし、そのために何をなすべきか。」
「自分達夫婦が幸せに過ごすために何を大切にし、何をすべきか。」
「自分はどんな人間を目指し、そのためにどう生きるのか。」
 
「揺るがない原則に従い信念を持って判断すれば、その言動は周囲の心や環境にまで影響を及ぼす。」
 
【具体的な方法としての響き(揺るがない原則)】
◆人間関係における揺るがない原則
「人は基本的には自分自身に最も興味、関心がある。」
「人は基本的には自分(内面)を他人に変えられることに脅威を感じる。」
 
◆人間関係に限らない揺るがない原則
「過去に起きた出来事を変えることはできない。」
「この世界には人間の努力ではどうしようもない出来事がある。」
「人はいつか必ず死ぬ。だから全ての出会いには必ず別れが訪れる。」
「人の心を変えることはできない。変えられるのは自分だけ。」
「約束には2種類ある。もう一つは自分自身との約束。」
 
【具体的な方法としての響き(コミュニケーション)】
「コミュニケーション能力を高めるコツはコンテントとプロセスに注目。」
コンテント=「何を(what・内容)」→仕事内容、議題、話題など
プロセス=「どのように(How)」→どのような様子でそれぞれが話しをしているか
 
コミュニケーション能力が高い人は、プロセスに気を配っている事が多い。
状況を読み取るための手がかり「CUE(キュー)」
→目つき、表情、目配り、ジェスチャー、語気、語調、一方通行、反対、同意、姿勢、あくび、沈黙などなど
 
【具体的な方法としての響き(自覚)】
「もし自分に相手を否定的に見る傾向があると感じたら、そこを厳しくかつ自覚的にチェックする必要がある」
 
「感度の良い人、共感能力の高い人と実際に話し観察すると、そういう人の言葉の選び方や行動を知ることができる」
 
【具体的な方法としての響き(習慣化)】
「繰り返し学び実践していくことが物事をマスターする王道である。」
ステップ1
新しい(必要な)習慣や方法にまだ気付いておらず、当然、能力も身に付いていない段階。
 
ステップ2
気がついたけれども、行動に移す意欲がまだない段階。
 
ステップ3
気がついてやろうと決めたが、意識してもなかなかできない段階。
 
ステップ4
意識してやればできるようになっている段階。
 
ステップ5
意識しなくても、無意識にできてしまう段階。
 
「我々は無意識にこのステップを踏んでおり、それを意識的に捉え自分がどの段階にあるかを自覚し、次のステップに上がるために嫌になるほど繰り返し試みることが大切。」
 
【具体的な方法としての響き(意識すること)】
「自己変革や自己実現を成功させたいと願うのであれば、大脳に自分のなりたい姿を学習させることが、最も効果のある方法。」
 
「肯定的な言葉を口癖にすること、普段自分が言葉を口にするとき、意識的にポジティブな言葉を選ぶこと」
 
「ポジティブに考えろとか、意識しろと言ってるわけではなく、ただ単に言葉に出すこと、日々の口癖を肯定的なもで習慣づけようということである。そもそも、意識や思考をポジティブに変えるのはそう簡単にできる話しではない。しかし、言葉にするだけなら(言うだけなら)簡単である。」
 
【具体的な方法としての響き(日記)】
「将来あなたが『なりたい自分になったとき』に書く日記をつける。できるだけリアルに、具体的に、人生の脚本家になったつもりで、精巧な描写を心がけ、その時の自分の気持ちもできるだけ実感をこめて欠いてみる」
 
【具体的な方法としての響き(行動)】
「自己イメージ、自己評価が低い人、否定的な人が自分の捉え方を肯定的にするための答えは、行動すること、それもすぐやる行動。」
 
「自分を変えるために行動を起こすことで、私たちは自己イメージを変えることができる。なぜなら、行動するたびに新たな経験値が得られるから。」
 
 
【具体的な方法としての響き(やりたいこと)】
「自分を好きになるためのポイントの一つが、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて実際にそれをやってみること。」
 
「やりたいことを書き出し、その中で誰も見てないところで一人ででもやってみたいと思えるのは何かを問うてみる。自問自答するのは、他人の評価と関係ない項目を抽出するため。」
 
「人から評価されたいと思ってやると後で行き詰まる。人の評価と関係ないことを見つける事が重要になる。」
 
【具体的な方法としての響き(葛藤の感情)】
「葛藤の感情(心のもつれ)を抱えていると、すぐ感情的になったり、心の安定感を見出され物事を正確に判断できなくなる。」
 
「葛藤は怒り、不満、嫉妬、孤独、不安といったネガティブな感情が大きい状態を表す。葛藤がある人とは、そのネガティブな感情に突き動かされる人のことを言う。」
 
「自分の葛藤の正体に気付き見極め、その葛藤を解決するしかない。そのためには、一旦荒れた湖から離れて俯瞰、観察、分析する必要がある。」
 
「判断基準に正しいか正しくないかだけでなく、『好きか嫌いか』『合うか合わないか』も捉え方に加えてみる」
 
葛藤がない人=自分が気持ちいいか、楽しいか、嬉しいかという動機が行動の選択喜寿の一つとなる。
葛藤がある人=怒りや不満に突き動かされたり、不安や孤独を回避したいという動機によって行動選択する。
 
自分がどちらのタイプの人間かであるかを知ることで、自分の行動パターンを変えるのに役立てられる。
 
 
 
長くなってしまいました。
 
でも、僕ぐらいのレベルにはちょうどいい内容の本でしたし、半分以上は共感するところがありましたね。
 
問題は、この本にも書いてある通り、体験や実践を伴わないのであれば読む時間そのものが無駄というもの。
 
僕がこのうち、どれだけ実践したり心がけたりできるかにかかっているわけです。
 
まずは色んな判断に迫られた時に「好きか嫌いか」「合うか合わないか」「楽しいか楽しくないか」といったところを加えるよう、少しずつやってみようかなと思っています。