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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

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ハムナプトラシリーズの第3弾で舞台は中国。
 
古代中国で皇帝の座についた役を演じるのがジェット・リーで、このシリーズでもお約束のそのミイラが現代になって蘇り、主人公達と戦うというもの。
 
ということで、ジェット・リーが悪役を演じているわけですが、彼の顔はやっぱり悪役顔じゃないんでどうしても最後まで違和感ありありでした。
 
その古代皇帝、万里の長城を建設した設定になっているのですが 、自分の野望のためにはなんだってする男で、働けなくなった労働者を容赦なく人柱にして生き埋めにするような人間であります。
 
皇帝は不老不死を求め、ミン将軍にその秘密を知る女性霊媒師ツイ・ユアンを探させます。
 
ミン将軍と女性霊媒師は、不老不死の呪文が書かれた古文書の場所へ行く過程で恋仲となります。
 
無事に古文書を皇帝に手渡すことができましたが、皇帝はミン将軍を捕え霊媒師に自分の后になれば彼を助けてやると言います。
 
霊媒師がそれを拒否したため、ミン将軍は八つ裂きの刑に処せられるのですが、霊媒師は皇帝にもこっそりと呪いをかけており、それによって皇帝も泥人形になってしまいましたとさ、ちゃんちゃん。
 
ここまで過去のいきさつで導入部となります。
 
そして、おなじみの通り、舞台は1960年代へと移り考古学者親子の登場となるのです。
 
見ていて思うのは、設定はほぼインディ・ジョーンズそのまんまなわけで、この事については誰も特に騒ぎ立てたり批判したりしないのは、この映画のエンターテイメント性ゆえなのでしょうか?
 
面白ければ何でもいいみたいなものかもしれません。
 
確かに、ハムナプトラシリーズは決してインディ・ジョーンズの廉価版などでなく、「ハムナプトラ」作品としての地位を築いているのですから、制作陣の本気度が違うということであります。
 
ただ、このハムナプトラ3については、前作や第1作と較べて面白さが減ったなとという印象。
 
監督が代わったというのも要因かも。
 
どんな恐ろしい状況でも挿入されるユーモアなセリフとか、馬鹿馬鹿しさとか派手なアクションとか、そのあたりは忠実に守られているのですが、全体的な熱量としてはこれまでを下回っている感じが否めません。
 
それだけ過去作品が出来上がりすぎていたということでしょう。
 
それと、舞台が古代中国という時点で「ハムナプトラ」の冠をつけるのも既に無理がありますしね。