Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

妻の会社のブラックレベルは?

妻が勤める会社の話しです。
 
本社は関西にありますが、妻の勤務するのは地元にあるそこの小さな営業所です。
 
人数も10人に満たないぐらいで、土曜日は第2、第4がお休み。
 
給与は手取りで20万ちょっとぐらいです。
 
手取り20万超えてるならいいじゃんと言われそうですが、その代わり賞与がありません。
 
正社員なのですが、その会社では事務系(女性)は賞与支給がなく、営業系(男性)は賞与が出るらしいです。
 
これだけでも凄い話しですね。
 
時間外も付かない、というか、手当の中に含まれているという理屈らしいです。
 
昨年、その営業所に労働基準監督署の査察が入ったらしく、タイムカード含めた労働時間管理のことでかなりやられたようです。
 
その一件があったせいか、本社の方で退職金に関する対応策が出されることになりました。
 
労働条件通知書やハローワークの募集要項において、退職金に関する情報に不備があったということで、会社が弁護士に相談しトラブルが発生する前に手を打とうというものであります。
 
その内容とは、現在、勤めている社員に対し、ある基準月日で一旦退職してもらい、退職金の計算をし額を確定、その後再雇用し、その際、退職金無しという項目が記載された労働条件通知書を取り交わすという方法です。
 
実際の退職金は、再雇用~退職後に支払いますという事になっています。
 
再雇用後については、退職金を払わなくてもよい形に会社側は持っていきたかったわけですね。
 
確かに、退職金については法的な強制力は無いですし、退職金を設定してない会社もたくさんありますから。
 
一旦退職した事にし、すぐ再雇用する件については、会社と社員側双方で同意書を交わします。
 
妻は、その会社に勤めて11年以上になり、退職金は40万円ちょっととのことでした。
 
どういう計算して、その金額になったのかわよくわかりません。
 
う~ん、、いくら弁護士が会社側に指南したとはいえ、且つ、同意書を交わすとはいえ、社員を一旦退職させて再雇用し、その後の退職金は無いものとするやり方はどうなんだろうと、ちょっと首をかしげます。
 
良い方に捉えれば、少しでも退職金を支払うだけでマシという考えもあるでしょうが、それは社員の為を思ってというより、将来想定されるトラブル予防線の意味合いが強そうですし。
 
僕らのような素人にすれば、弁護士がそれで大丈夫って言ってるわけだから、こんなのおかしいと言ったところで軽く論破されて終わりでしょうし。
 
それに、弁護士も弁護士だよなぁって。
 
退職~再雇用で労働条件をリセットさせるなんて裏技を会社に指南しているんですからね。
 
とんでもねぇ野郎であります。
 
越後屋、お前も悪よのぉ~」という会話を社長としているのが想像できます。
 
弁護士が賢いのかもしれないけど、モヤモヤします。
 
この世の中、ゲームのルールを思い通りに活用できる知恵が無いと勝てないってことですね。
 
肝心の妻はというと、まあ、もともと退職金なんてもらえると思ってなかったから、それはそれでラッキーじゃんと話しており、そこは同意しましたです、はい。