Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

オバマ大統領の広島訪問

オバマ大統領は謝罪すべきか、という議論であれこれ声が聞かれます。
 
あるアンケートでによると、8割近くの日本人だったか被爆者の方だったかが謝罪を求めてはないという結果も出ているようです。
 
くろばこも、オバマ大統領が謝罪する必要はないと思っています。
 
それは、原爆投下はオバマさんが生まれる前の話しだから。
 
基本、自分が生まれる前の世代で起こった事に対し、次の世代が謝罪するなんてナンセンスだと思っています。
 
それに、時代を遡りだしたら、いったいいつの時代の事まで謝罪しなきゃいけないのかもわかりませんし。
 
これは、中国や韓国に対する日本についても同じ、というかそれに関しての戦後処理は既に終わっているはずなので、単純に中国や韓国の国内事情のために日本がダシに使われている感は強いですが。
 
あくまで、僕個人の考え方なので、それは違うという人もいるでしょうね。
 
ただ、どれが正しくてどれが間違っているかなんて、誰にも判断できないことですし、結論の出ない議論にいつまでも無駄なエネルギーを使うのはどうかと思います。
 
確かに、何十万人もの民間人を一瞬で殺したアメリカの原爆投下は、普通に考えればもの凄く残虐な行いであったのは間違いないです。
 
どんな大規模なテロでも、頑張ったところで数千人規模の民間人を殺すのが限界。
 
殺された人数のケタが違うんですよね。
 
しかも、広島だけでなく長崎にも落としています。
 
そう考えると、原爆を落とすというのは、史上最高に残虐且つ愚劣な行為であることが想像できるというものです。
 
ですが、アメリカ合衆国においては、本土での戦争を経験していません。
 
おそらくアメリカの人達の感覚は、「日本に原爆が落とされて戦争が早く終結したらしいよ、良かったね」のようなお花畑レベルの認識でしかないんじゃないでしょうか。
 
しかも、オバマ大統領のような世代であればなおさらです。
 
原爆が落とされた結果、そこがどのような地獄絵図であったか、民間人に対しそこまでする必要性があったのか、もし同じ体験を逆にアメリカ側がしたらどう感じるのか、それをオバマ大統領含めた次世代のアメリカの人々が広く知るきっかけになることが重要のように感じます。
 
くろばこは、今回のオバマ大統領の広島訪問に際し、「謝罪を求めない。広島に是非来て欲しい。」という多くの日本人の声を嬉しく思っているし、日本人で良かったなと嬉しくもあります。
 
日本人はお人好しとか、平和ボケしていると憤慨する人も中にはいるのでしょうが、当時は生まれてなかったオバマ大統領に謝罪をしてもらったところで、それはただの儀式でしかないし、それで誰かが救われるわけでもないです。
 
戦勝国がおこなったことが全て正義で終わらせるのはもうやめて、事実に目を向け受け止めるという事の積み重ねをしていくのが、まずは大事なんじゃないでしょうか。
 
上手く書けませんでしたが、戦争や平和についてそんなに深く考えた事もない僕自身が、ここ最近感じたことでした。