Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

ホリエモンのBI論に賛成

ホリエモンはああいう感じなんで、嫌いだという人も多いと思いますが、僕は割と好きです。
 
彼の言っていることは、非常に単純明快、シンプルでわかりやすく且つ思いもよらない方向からの提言にはいつも感心させられます。
 
自分自身では考えつかない、ハッとさせられる思考ができる人でわかりやすく論点を述べてくる人に僕は惹かれるんでしょうね。
 
最近は煽りマーケティングだと言われているちきりんの提言、指摘なんかも僕は面白いと感じる方で、けっこう好きであります。
 
ベーシックインカムの提言についてホリエモンは、わりと昔から言っていたように思います。
 
仕事しなくても誰もがお金をもらえるという制度に、抵抗を覚える人がけっこういるのも確か。
 
誰もが働かなくなって日本は滅びるとか、そんなお金どこにあるんだとか、働かない者にお金を出す必要あるのかとか、まあ、わからんでもないです。
 
でも、そもそも働く事、働く意味ってなんなんでしょう?
 
ある人にとってはより稼いで成功を得るための手段だったり、ある人にとっては生活のためだったり、ある人にとっては只の暇つぶしだったり(少数でしょうが)。
 
ホリエモンは言っています。
 
「もともと労働意欲の無い者が、ただ生活のために会社勤めしたって、その会社の生産性はもちろん、クリエイティブな成果が出せるわけがない。でも、今の社会ではそういう労働者に対しても仕事を与えて賃金を支払わなければならず、それは会社にとっても日本社会にとっても損失でしかない。そんな無駄をするよりは、働きたくない人には最低保障のカネを払ってあげ無理に会社勤めしなくても良いようにし、本当にやる気のある人が自らの目標のために働けば良い」
 
うろ覚えですが、そんな感じの事を言っていて、まさにそうだよなと自分も激しく同意いたしました。
 
だって、僕自身がその勤労意欲のない労働者そのものですからね。
 
僕のような人間が毎日毎日めんどくせぇなあと言いながら働いたって、お互いに良いことなんて何もないわけです。
 
会社は人件費と人材投資の無駄、僕は時間の無駄ということですね。
 
働きたくない人のために仕事を作っている、と言い切ると語弊があるかもしれませんが、実態として決してそうじゃないとも言い切れない。
 
また、今の雇用制度では、企業が社員を解雇するのが容易ではない事も少なからず関係していると思います。
 
みんなが同じ価値観で構成されている社会であれば良いのですが、今の日本社会は決してそうとも言えない状況です。
 
更に、起業したい人にとって日本は失敗しにくい空気感があるんですよね。
 
起業の失敗は、その後の貧困生活にも直結するのでどうしてもチャレンジに躊躇してしまう。
 
ベーシックインカムはそういった視点で考えると、誰もがもっと気軽に起業し失敗し、また起業できるような雰囲気を作り出すようになると思うのであります。
 
僕のようなタイプは起業とまでいかないまでも、できるだけ独りか夫婦二人でできる事を考えて、最低保障プラスαで生活してければいいなぁと思うですが。
 
何事にもメリット、デメリットはあるわけで、ベーシックインカムだって例外じゃありません。
 
なので、この事も含めて働くことは?みたいな議論が色んなレベルで広まればいいなと思っています。
 
会社に就職して賃金をもらうという今のような形は、ここ100年もない歴史でしかないわけですからね。