Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

あぶない刑事

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学生時代でしたねぇ、、夢中になって見てたの。
 
男はもちろんですが、女の子達はそれこそキャーキャー言いながら見てた時代です。
 
舘ひろしは爬虫類顔で苦手だけど、柴田恭兵はカッコイイし声も渋くて好きなんて会話をよく聞いたものです。
 
当然、劇場版も大人気だったわけですが、あらためて観てみるとB級映画の匂いプンプンですね。
 
ストーリーはもちろんあるんだけど、そこにたいした意味は無く、ひたすらタカとユージの軽妙な会話と、彼らを取り巻く人々が面白おかしく描かれている映画であります。
 
当時としてはオシャレなバーやカフェ、そしてバブル期っぽい風体の女性達、警察署内のドタバタ感、当たり前ですがどれもが昭和ノスタルジックな映像であり、僕の世代からすると非常に懐かしく感じられます。
 
スポンサー会社の飲料缶を二人で飲み合うシーンでは、商品名をあざとく観てる側に映し出します。
 
今でこそ使い古された演出ですが、当時はこれが新しかったんですよね。
 
そして何故か突然、捜査の途中で踊って歌い出す柴田恭兵、しかも、曲は例のあの曲。
 
そのシーンいらねぇだろ、というか観てる方が恥ずかしくなるんですが、これも当時はカッコイイとされた演出なのでしょう。
 
話しがそれますが、柴田恭兵が歌うあの曲ってある意味すごいです。
 
「行くぜっ!」というセリフと、ほぼ歌メロの無い楽曲ですが、当時の僕らの間ではお笑いネタの一つでした。
 
ストーリーはあるけど、、と書きましたが、「相棒」の右京さんのような鋭い推理で犯人に辿り着くのではなくタカとユージの直感がメイン、事件そのものにも深みがなく、タカとユージは何故その犯人を追っているんだっけ?と思い返してみてもよくわからなかったりという具合なのです。
 
この手の作品では非常によくあるパターンで、事件発生→事件核心を握る女性登場→上司の命令を無視し担当を外される→更に命令無視して犯人を追う→女性が心を開く→コンビ間でケンカし別行動→犯人との格闘中に一人が負傷→犯人を追い詰めるも女性死亡(悲しみフラグ)→にっくき犯人逮捕もしくは半殺し、っていう感じで、今となっては非常に使い古されたものですが、これを地でやっています。
 
ベタだろうが、タカとユージをかっこよく、そして面白いく描ければそれで良いのです。
 
まさにB級って感じなんですけど、久々に観ても面白いと思いました。
 
別にディスってるわけじゃないんです。
 
ハチャメチャだけど安心して笑える作品といいましょうか、そんな感じなんですよね。
 
まあ、最近の若い人が観たらどうかわかんないですけど、個人的には好きです。