Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

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Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

地方に来たって疲弊する人は疲弊するでしょうね

思考
某有名ブロガーの「まだ東京で消耗してるの」だと、東京を出て地方で働いた方がいくらでもクリエイティブな仕事ができるということらしいです。
 
そこで地方、しかも人口の数で常に最下位を争う山陰(島根・鳥取)で生活するくろばこの所感を書いてみます。
 
仮に地方でサラリー的な仕事するとしましょう。
 
地方で勝ち組と呼ばれる勤め先って何だと思います?
 
その頂点にくるのは、県庁や市役所勤めといった地方公務員です。
 
次は地銀でしょうかね。
 
電力会社も該当すると思われますが、県外への転勤もけっこう多いのでちょっとツライかもしれません。
 
その次が教師かな。
 
ただ、教育現場での過酷な労働条件を考えるとこれも好きじゃないとやってられないでしょう。
 
で、次が農協とか信組とかの団体職系でしょうか。
 
これもけっこう推進ノルマがあって大変ですので、崇高な理想を抱いている人じゃないとしんどいでしょう。
 
それ以外は、まあ、割と似たりよったりです。
 
何を持って勝ち組とするかですが、基本は賃金水準となりましょう。
 
地方公務員は言うまでもありませんが、地銀もそれなりにベースそのものは高いです。
 
JAや信組系などは、基本給はそれほど高くないと思われますが、賞与の支給がしっかりとしているはずなので、年収で考えれば勝ち組になるでしょう。
 
更にJA等は特にですが、夫婦で職員として勤めているなんてパターンも多いので、そうなるとプチセレブ家族になったりします。
 
一般論で言うと、こうした勝ち組となる職場は、就業規則で土日祝日の休みや、時間外手当、育児休暇、通勤手当等々がしっかりと規定されていて更に労働組合も存在しているはずです。
 
東京から地方へ移住するとして、こうした勝ち組の職場に入れれば良いかもしれませんが、それなりの実績なり経験がある人が優先されるので、簡単には入り込めないでしょうね。
 
また、入れたとしても、それはそれでけっこうブラックな面も実はありますので注意が必要です。
 
地方での圧倒的勝ち組と思われる市役所でさえも、精神的に病んでしまって休職したり退職に追い込まれる人がいます。
 
市役所って楽そうに思われる人も多いでしょうけど、意外に職務はハードです。
 
市民と直接やりとりする部署では、当然クレーム処理含めてストレスを溜めますし、市議と職員の距離も近いため、すぐに無理難題も降ってきます。
 
更に市役所は県との調整業務がかなり多く、且つ県には逆らえない立場なので常に抑圧された状況の中で業務をこなします。
 
県庁もそういった意味では似たような感じであり、逆らえない相手が国に変わるだけです。
 
こういった行政機関は、やっぱりそれなりに総合能力が無いとずっと勤めるのは無理だと、端から見ていて感じますね。
 
公務員が倒産もないし、休みもあるし、楽そうだと思っているあなた、そういう感覚の人間ではまず勤まりませんよ(^^ゞ
 
地銀とかに中途で入ろうと思っても、恐らく難しいでしょうね。
 
引き抜かれて入るぐらいのレベルじゃないと、まず入れないでしょうし、仮に入ったとしてもかなりハードルの高い業務が待ち受けているはずです。
 
JAとか信組では、割と縁故関係での採用がけっこうありますので、東京からでも何かそれなりにツテがある人であれば、採用してもらえる確率は高いかもしれません。
 
逆に縁もゆかりも無い人は厳しいでしょう。
 
JAなどは地縁を重視するというか、それでメシ食っているようなところでもあります。
 
職員がそのJAの組合員という状況が普通だったりしますから。
 
それにこういったところは昔から色んな事がなぁなぁで、表向きはしっかりした企業のような感じがしますが、蓋を開けてみるとブラック職場というのは珍しくありません。
 
ここまで、地方の勝ち組職場について、自分なりに思うところを書いてみましたが、もちろん、東京から移住する人がどういう目的を持って来るかで違うわけですから、オレは自分で起業したくて移住するんだという人には関係ないでしょう。
 
ただ、知っておいて欲しいのは、地方の勝ち組で働いている人達の賃金レベルは、東京に行けば特に高いものでもないという事です。
 
賃金水準の高さ、仕事の選択肢の多さは圧倒的に東京に分があります。
 
唯一、通勤のしんどさと家賃の高さが東京で働くことのデメリットでしょうか。
 
地方で仕事をするということは、その賃金水準の低さを受け入れなければなりません。
 
東京の賃金が高くて、地方の賃金が低いのは何故か?
 
これは東京に多い大企業と地方のほとんどが中小企業である事に言い換えられると思います。
 
単純に言うと、事業で1000万円使って10%リターンするのと、1億円使って10%リターンする違いです。
 
ざっくりな例え話をすれば、中小企業は1000万円でしか事業を回せないのに対し、大企業は1億円回せるわけで、同じリターン率でも得られる金額は全然違い、両者に圧倒的な労働分配率の差がなければ、当然賃金として配分されるものも大企業は多くなるわけです。
 
事業にはある程度の規模が必要というのも、一つはこういう点にあると思われます。
 
そう考えると地方には、その規模が東京に較べて小さすぎるので賃金ベースも低いものになります。
 
仮に地方に来て、仕事も収入も得られて豊かな自然に囲まれて食べ物も安くて美味しくて、あ~幸せとお花畑のように考えているのであれば、それは間違いだと思います。
 
どちらかというと働くという点に関しては、東京の方がメリットあると思ってます。
 
それと中小企業がブラックと決めつけるわけではありませんが、やっぱり福利厚生含めて遅れている会社が多く、それをやりがいで乗り越える空気は未だに強くありますから、そこで疲弊する可能性は高いので注意が必要です。
 
地方にも、それなりにブラック企業が存在しているのは事実だと思っていいでしょう。
 
付け加えておくと、食べ物も東京の方が選択肢が多く自分で探せば値段も安くあがるので、その点でも東京にいる方が良いんじゃね?と個人的には思いますが。