Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

めちゃイケの三中は確かに芸人に向いてないと思うけど

先週土曜日のフジテレビで放送された「めちゃイケ4時間スペシャル」の三中企画。
 
みちのくプロレスを二度も逃げ出した三中が、プロの芸人になってめちゃイケオーディションを再び受けるというもので、結果はそのオーディションネタを見た視聴者の半分以上が不合格と判定し、オーディションには受からなかった。
 
というところで、まあこの番組見てる人しかわかんない話しだけど、自分なりに思ったことをちらほらと。
 

・お笑い芸人のプロになるのって簡単じゃね?

芸能事務所のオーディションに受かればプロという事らしいけど、吉本興業は基本的に誰でも採用するらしいので、お笑い芸人で「プロの肩書き」を持つことは、実は簡単なんだと思いました。
くろばこでも、吉本興業にとりあえず履歴書送って面接で何かやれば、プロになれるってことですかね?
 
・三中を新メンバーとして採用したスタッフの見通しの甘さが、まずは責められるべきでは?
今回の企画でどこまでが出来レースなのか分かりませんが、素人枠として採用しリアクション系では確かに力を発揮した三中も、いつまでも同じパターンで回していくわけにもいかず、彼の扱いに手をこまねいている制作側の思いが見て取れる、というここ何年間かの放送でした。
少なくとも、百戦錬磨のスタッフであれば、オーディションで三中を見た時点で気付いたはずです。彼をずっと面倒見るのはしんどいだろうと。
期間限定のメンバーであればまだ良かったのですが、そうじゃないので、常に素人の三中をどう番組で活かすかを考えなければなりません。
僕も彼をずっと番組で見てきましたが、こりゃあ厳しいなと感じてましたし、下手すりゃ自分の方がもっと上手にコメント返せるんじゃないかと思ったぐらいです。
僕だけじゃなく、多くの視聴者がそう思ったんじゃないでしょうか?
逆に言えば、そうまで思われても、それ以上に美味しく料理できる自信が制作側にあったということでしょう。
しかし、実際はやっぱり厳しかったからこうなったわけで、その辺は見通しの甘さがあるんじゃないでしょうかね。
 
・三中みたいなタイプ、ホントは嫌いだけどそれって実は自分自身の事なんだろうね。
正直に言うと、三中を見ていると僕はけっこうイライラします。
学校のクラスにいたら、表向きは普通に会話しますが自分から仲良くなりたいと思わないです。
これについては、自分の心の狭さ故に、自分自身に非がある事も充分承知しています。
でも、恐らくは、確実に上から目線で彼の事を見てしまうでしょう。
そこでバイアスがかかります。
てめぇみたいに自分より格下のヤツが、プロレスの修行がしんどいからって逃げ出すんじゃねぇ!
てめぇより格上の俺様が色んなしんどい事をガマンしてやってるのに、なんて甘っちょろいヤツだ!
仕事なめてんのか?
まあ、ちょっと極端な物言いしましたけど、要はそんな感じじゃないでしょうか。
人間誰もがそうなのかは分かりませんが、自分は卑屈なタイプなので、どうしても他人を無意識のうちに格付けして、可能な限りマウントを取ろうとしてしまいます。
めちゃイケの三中に対してもそうですね。
TVとはいえども、悲しいことにやっぱりそういう見方をします。
しかし、マウントを取ろうとする人間は、マウントが取られる相手と実は同じタイプの人間だったりするんです。
要は、僕が三中の事を「根性の無いヤツだ、平気で嘘をつくヤツだ、物事の上辺だけしか見てないヤツだ、調子のいいヤツだ、言い訳ばっかりするヤツだ、、、」と思ってマウントを取っても、その「〇〇なヤツ」は実は自分自身の事なんです。
三中を見てイラッとしている自分がいたら、それは、自分の内面をえぐり出されているようで腹ただしいのかもしれない。
そう考えると、自分はどうすべきかも少しはわかってくるはず。
 
で、最後に、三中はオーディション落ちて良かったと思います。
 
正直、ここ何年かのめちゃイケはあまり面白くありませんから、この番組と最後まで心中する必要はないでしょう。
 
新しい環境、舞台で色んな事をやってみるべきです。
 
残念ながら、くろばこには未だにその勇気がありませんが。