Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

総務課長が鬱病と診断され長期休養に入りました

今の職場に中途採用で僕と同期で採用されたH氏は、昨年3月から総務課長として働いていました。

 
歳は僕より3つぐらい上で、多分50歳だと思います。
 
まあ、そんなに仲が良いというわけでもないですが、同期ということで「最近どう?」みたいな話しはたまにしてました。
 
僕はここ4~5年、企画・事務管理系の部署で課長として働いており、総務課と同じフロアにいます。
 
で、1年前に同期H氏が総務課長として異動してきたわけですが、就いて早々に心の病を患い1ヶ月の休養となりました。
 
これまでも別部署で課長として仕事をしていたH氏ですが、総務課長という役どころに不安を抱いていたのかもしれません。
 
初めての業務で、何をどうして良いかわからない見えないプレッシャーに押しつぶされたのかも。
 
で、たまたまH氏が休養に入った時期が決算期であった為、僕が総務部次長という立場もあり変わりに決算調書等を作成することに。
 
僕だって総務課の事はよく分かってないので、過去の資料を片手に毎晩日付けが変わるまでPCにへばりついて決算を終えました。
 
この時思ったのは、同期H氏に「借り一つ作れたな」という実にゲスな思惑でしたが、H氏復帰後もそれを盾にしてあれこれなんて事は、、、もちろんしてません。
 
どっちかつうと、また病んだりしないだろうかと、若干腫れ物に触る感じで見ていた感があります。
 
その後も、何か大きな催事後に1週間休んだりとかはありましたけど、何とか1年乗り切れそうな感じでここまできてたのです。
 
ですが、年が明けて2月に入ってからどうも調子が良くないということで病院に行ったようですが、結局3月末まで休養診断が出されたのであります。
 
で、現在は僕が総務課関連の業務も片手間で見ながら何とかやっているって感じ。
 
H氏が長期休養に入る直前、炊事場でコーヒーを飲みながら話しをしたのですが、その時H氏は「なんかまたやばそう。病院に行かなくちゃ」と僕に話し、僕は「仕事より自分の事が重要だから、病院に行った方が良いよ。自分だったらもう、この仕事辞めてる、というか以前から辞めたいと思ってるんだけどね。」というような会話をしました。
 
まあ、今思えば、無責任な発言ではあったと思います。
 
H氏には子供もいるし、僕にはわからない家庭の事情だってあるだろうし、いくらしんどくても辞められない状況があるのかもしれません。
 
辞められるんなら、とっくに辞めていると反論されそうですが、その時のH氏にはその気力も無かったのでしょう。
 
でも、H氏見ていて思うのは、総務課長という立場で、誰よりもメンタルヘルスケアに関しては情報を持っていたり、そうした状況に通じているはずなんですが、それでも自分が病んでまで仕事するっていうのは、なんか悲しいことだなぁと。
 
「僕だったら辞めてる」というのは、マジでそう思うんです。
 
人それぞれ、色んな事情があるにせよ、そこまで自分自身を苦しませ犠牲にして仕事や会社に尽くす必要、もしくは価値といってもいいのかもしれませんが、そんなのあるわけがないです。
 
自分がまずは健やかで楽しく生きていられなければ、家族や周りの他人に良い影響を与える事なんてできないと思っています。
 
これ以上はしんどい、ツライと思ったら逃げるべきです。
 
インターネットが発達した今では、様々な考えを持った人達とコミュニケーションが可能で、自分の居場所だって世界中を探せばきっとどこかにあるでしょう。
 
こんな片田舎の小さな世界で、傷つき悩み、病んでいくなんて、バカらしい話しだと思うんですよね。
 
そう思っているくろばこでありますが、総務課長が不在となった為、非常に辞めにくい状況に立たされたのも事実。
 
なんつうか、変なオチが付いた話しでございました。