茶碗蒸しを作ってわかったこと
久しぶりに茶碗蒸しを家で作りました。
昆布や本ダシでベースの出汁を作って、そこにミリン、酒、醤油、塩でやや濃いめに味付けし粗熱を取った出し汁に卵を合わせてかき混ぜます。
この時に卵の量によって、できあがりがユルユルだったり固めになったりしますので、自分好みにするための調整が慣れるまでは難しいんですよね。
卵と出し汁を合わせる時も、しっかりと掻き交ぜて、卵がダマにならないよう細かくしておきます。
ここまでくれば、後は電子レンジが上手にやってくれます。
本来ですと、蒸し器で蒸すのですが、最近の電子レンジには調理メニューが搭載されていて、蒸し物系でセットすれば簡単に茶碗蒸しができます。
蒸し器でよく失敗する、熱を通しすぎてスが入って穴だらけになるなんてこともありません。
いや、もしかしたら電子レンジでも失敗する場合があるのかもしれませんが、今のところ僕はその経験がございません。
で、今回も多めに茶碗蒸しの元を作っておきまして、妻と2人で3日に分けて作って食べたのであります。
入れる具材は好みのモノで何でも良いのですが、さすがに3日間同じというのも何だかなと思いまして、
1日目…カニかま、ほうれん草、椎茸
2日目…カニかま、三つ葉、椎茸
3日前…カニかま、ほうれん草、舞茸
というメンバーで挑んだのであります。
さて、ここで問題。
どの茶碗蒸しが失敗作だったでしょう?
正解は3日目です。
知っている人もおられると思いますが、実は、舞茸はそのまま茶碗蒸しの具材として使用すると卵が上手く固まらずに失敗してしまうのです。
舞茸にはタンパク質を分解する成分が入っており、通常なら加熱して固まるはずの卵が舞茸が入る事によって固まらなくなるのです。
なので、茶碗蒸しの具材に舞茸を選ぶのは避けた方が良いでしょう。
どうしても入れたい場合は、事前に舞茸を熱湯に通してから使用すると、タンパク質分解物質が無くなるようです。
3日目の茶碗蒸しが失敗したので、最初は、作り置きすしたのがいけなかったんだと思っていたのですが、ネットでググってみたらどうやら舞茸が犯人だと分かりました。
なるほどって感じで、ちょっと誰かに言いたくなるネタ話しが実体験できて、失敗しても何故か嬉しかったです。