Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

生放送でただ謝罪させられただけのSMAP

ジャニーズ事務所って、、


一言で言うと、恐ろしいところだなぁと。
 
ジャニーズに限った事でなく、芸能事務所全般なのかもしれませんが、昨夜のSMAPメンバーナマ会見を見てそう感じました。
 
僕はこの騒動に関して、ずっと不思議に思っていたことがあります。
 
それは、なぜSMAPメンバーが謝罪しなければならないのかという疑問です。
 
彼らが自らの番組を使って、ああまで言わなければならないほど、何かしたのかという疑問。
 
独立騒動については、事務所が公式に認めてるので事実なのでしょう。
 
元マネと役員との確執はそれは上で処理してくれって話しだし、そもそも、SMAPメンバーの年齢も既に40代を超えていて、そんな大人であっても自由に転籍が出来ない業界を誰もおかしいと思わない異常性にかなり違和感があります。
 
これって僕だけでしょうか?
 
日本中で騒ぎになっていることや、それだけの存在となっている彼らですから、確かにお騒がせしてスミマセンの会見はあってもいいかもしれません。
 
じゃあ、昨夜の生放送会見がそんな雰囲気だったでしょうか?
 
具体的に会見を見て直感的に思ったことを挙げてみます。
①リーダ中居君の順番が最初でも最後でも無かった事に恣意的な何かを感じた。
 
②特に香取君、中居君はこの会見そのものについてもかなりモヤモヤした気持ちを持ったままそこに立たされている感じがした。
 
③草薙君の「ジャニさんに謝罪云々」も、予定されていたもので言わされ感が半端なかった。
 
④木村君以外はカンペ読み?
 
⑤解散するともしないとも言わせなかったのは、東京オリンピックが終わるまでの期間限定活動させた方が良いという事務所側とオリンピック関係者の思惑では?
 
⑥事務所側が強引にねじ込んだナマ会見であり、メンバーが喋る内容(解散するかどうかは明言しない、木村君が会見での主役、ジャニ社長に謝罪した事を明言)も事務所が準備したものであり、事務所側の勝利宣言的な会見であった。逆にSMAPにはすぐの解散はとりあえず無いぐらいのことで、それ以外には何のメリットもない会見であった。
 
少なくとも、自分はこのように感じ、なぜSMAPがこれほどまでに自分達が悪かったと言わなければならないのか余計に理解出来ませんでした。
 
理解はできませんが、想像は出来ます。
 
ジャニーズ事務所の役員と揉めたらどうなるか、という恐ろしさ、怖さですね。
 
ジャニ-社長のコメントがほとんどないので、メリー副社長ということになるんだと思いますが、最終的にはメリーさんの筋書き通りになったということだと思います。
 
SMAPは育ての親(マネージャー)を失い、よくわからないまま自分達の冠番組内でナマ謝罪させられ、今後は副社長の影響下で活動を余儀なくされるのでしょう。
 
僕がSMAPを面白いと感じていたのは、少し前に書いたように、「これまでのアイドルらしからぬ何か」が好きだったわけで、逆に、らしいアイドル像というのが副社長が理想とするものなのではないでしょうか。
 
今後、SMAPがその「らしさ」を失わずに活動できるのか、ほとんどの人々が解散しなくて良かったと思っているけど、事務所に残ることで逆に残酷な結果に最後はなるのではないだろうかと危惧しています。
 
ちなみに、ジャニーズ事務所がこの騒動に関し最初から最後まで主導権を握ってメディアを動かしていたという話しは割と信憑姓があるように思います。
 
 
 
SMAP解散騒動の流れを簡単に言うと、
 
1.年始の週刊誌スクープ合戦で文春が「ベッキー不倫報道」掲載。
2.ライバルの週刊新潮が対抗して「SMAP解散報道」を掲載しようとする。
3.ジャニーズ事務所週刊新潮のスクープを潰すため、スポニチと日刊スポーツにSMAP解散を掲載させる。
 

という流れで、SMAP本人達にはあずかり知らぬところで、この問題がいきなり噴出したわけですね。
 
ここで不思議なのは、新潮も同じ「解散」ネタなのに、事務所側はなぜスポニチ等に解散報道を掲載させたのか?
 
これも、長谷川氏のブログで書かれているように、新潮側の解散記事はジャニーズ事務所に不利益となる「何か」があるからだということです。
 
スポニチや日刊スポーツの解散報道は、誰の目にも明らかなようにジャニーズ事務所側に非は無いという内容ばかりでした。
 
全ては、独立を模索した元マネージャーとそれに付いていこうとしたメンバーが悪で、だから今回の謝罪会見に繋がっているわけです。
 
もしこれが先に新潮側がスクープとして出していたら、メリー副社長のパワハラSMAP育ての親が退社に追い込まれたというストーリーになり、そうならないよう事務所が先手を打ったのでしょう。
 
こう考えると、ジャニーズ事務所って恐ろしいところだと改めて実感するのであります。
 
確かにSMAPは事務所の商品には違いないかもしれませんが、とはいえ、やはり思考も感情もある人間であります。
 
そうした世界に身を投じ世間の支持を集め続けるのは、それはそれで大変だろうし、今回の件は、華やかな部分と対極にあるダークな面をモロに一般人にも見せることになったのです。
 
いつまでもそんなやり方が続くのはおかしいと思いつつ、でも芸能界、特にジャニーズというのはそこはこれからも変わらないんだろうなと悲しく思った、昨夜のSMAPナマ謝罪なのでした。