ラブライブ!(1期)★★★
紅白出場で盛り上がっているし、いい加減観なきゃと思い、BDレコーダーに録り溜めしていたのをやっと見終わった。
感想としては確かに面白かったけど、世間で騒ぐほどそこまで熱狂的にのめり込む事はなかった。
ざっくり言うと、現代版の学生青春物語であり、天真爛漫な主人公が廃校になりそうな自分の高校を、学生アイドルグループ活動で救おうとするお話し。
そのアイドルグループの名前が「μ's(ミューズ)」で、あくまで架空なんだけど3次元でもやっちゃえとなって、何故か紅白出場までいってしまったわけだが。
(なお、これは最初からそういう戦略であり、アニメ同様に3次元版の成長をファンが楽しむところがこれまでにない新しさらしい)
ストーリーは、ほぼ王道の青春物語ど真ん中を行っているので、そこが観ていて心地よく、またこの手のアニメにしては変に胸元やお尻を強調したり、パンチラをむやみやたらに出すシーンも無いので、NHKでの異例の再放送も可能となったのだろう。
3人からスタートしたアイドル活動が、徐々に仲間を増やし9人の形態になるところなんかもまさにって感じなんだけど、よく練ってある感じがする。
けど、あれだけ無邪気に我が道を突っ走っていた主人公が、ラス前に「もうアイドル活動なんてやっても意味がない」というセリフを言うのは、ちょっと違和感というか無理がある感じがした。
もちろん、その伏線部分はあるんだけど、そこまでこじれるほどかなぁと。
起承転結の「転」にあたる部分だけに、ここにもう少し深みが欲しかった。
ラストがラブライブイベントのステージではなく、自分達の学校の講堂で歌わせたのも良かったように思う。
廃校となるのを救う為でもなく、ラブライブの投票で1位を取る為でもなく、ただ、自分が楽しいと思ったから学校アイドル活動をしているんだというのもわかりやす過ぎるが、好感が持てる。
こう書いてると、けっこうべた褒めな感もするが、何故かそこまで熱を持つことが自分には無かった。
結局は、紅白に出るグループの成長を見守って楽しめるようにならないと、そこまで熱を持てないのかもしれない。
う~ん、第二期を次は観てみるかな。