(ややネタバレあり)
なんだろ?この作品から感じられる古っぽさは。
多分、絵の部分によるところが大きいと思うけど、昭和な感じが微妙に見え隠れする作品なのだ。
昭和?
低年齢層向け?
う~ん、どっちかよくはわからないが、僕が感じてしまう説明としてはそうなってしまう。
記憶喪失の主人公が、国家同士の戦いの先頭に立たされ、何故かしらないけど簡単に勝ち上がっていってしまうところなんか、見ていて逆にすがすがしい。
また、最初は架空世界の近代文明前の話しだと思っていたら、後半からザクみたいな二足歩行型マシンが唐突に出てきて、え~??ってな具合。
まあ、それも少しすると主人公の記憶喪失に関連して徐々に解き明かされるわけだが。
それにしても、後半の展開はびっくりする。
今までの世界観、戦闘は何だったの?というぐらい驚かされる。
その無敵とも思われた二足歩行型マシンも、いつの間にやら槍と刀しか持たない主人公達に押さえ込まれ、ちぐはぐな印象となってしまう。
忌まわしき契約というのが結局は具体的に何だったのかがよくわからないままだった。
ラストも意外にあっさりと終わってしまう。
見事なまでにあっさりと。
半年の放送クールだったので、もしかしたら原作はけっこう人気があるのかもしれない。
けど、その割りにあっさりと終わったなという印象だけが一番残ってしまった。
伏線の入れ方も今ひとつだったし、その回収も説明も不十分なまま終わってしまったので、本来ならもっと壮大感のある物語になるはずが、スケールの小さい作品となってしまった感がある。
結局、あのデカイ怪物みたいなのはなんだったんだ?