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40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

アルスラーン戦記★★★

 

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ファンタジーとはちょっと距離を置いた架空世界の戦記物ということで、個人的には好きなタイプの作品。
 
ただ、キャラの顔立ちが似ているせいか、兜をかぶっていたりするとコイツ誰だったっけ?みたいになりちょっと大変だった。
 
キャラの描き分けスキルは重要。
 
アルスラーンご一行様の強さが凄すぎる、いわゆるチート的な強さは安心感を持って見ていられる。
(自分は主人公が圧倒的強さで敵を駆逐するタイプが好きで、逆にワンピースみたいにピンチばっかりじゃんというのはイライラしてしまう)
 
が、なんとなく水戸黄門ご一行様を思い浮かべてしまい笑えたりもする。
 
うっかり八兵衛役はさすがにいなかったが、由美かおる担当はいらっしゃいますし。
 
ちなみにこれも原作は未読。
 
ただ、敵側の魔道士が自由にあちこちの地面から神出鬼没できる能力を見てしまうと、それがあるんならナルサスの策なんて簡単に破られてしまうだろうし、アルスラーンを殺すだけなら充分簡単なことなのにと思わせてしまうのがアウト。
 
なぜそうしないのかというところは、今シリーズでは描かれていないので全くもって残念。
 
各キャラの超人的な動きまでは許すとしても、魔道士のようなキャラを登場させてしまうとどうしても、ストーリーバランスというか力関係が崩れしまって興ざめしてしまう。
 
お互い知恵を絞り戦略、策略がある中での攻防を見てる側は楽しんでいるので、それを根底から覆す能力キャラの登場は使いどころを考えて欲しいと思った次第。
 
もちろん、次期シリーズ希望。