Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

安いのにはそれなりの理由があるからですよ

前回の記事で、上司に振り回されるのが仕事という話しを書きました。

「上役に振り回されるのが今の仕事」

 

今回は、僕自身の話じゃないけど、お隣の課長さんに降りかかった災難。

 

たまたま、僕とボスが研修先でタマホームの社長の講演を聴く機会がありました。

アクが強い印象を受けましたが、話術がありけっこう面白く聴くことができたのですが、その中で社長が坪単価25万円で家を建てるようになった経緯を話していました。

詳細は省略しますが、ファミレスのジョイフルで1杯150円のコーヒーに驚愕したのを機に、マイホーム建設でも出来るはずだと考えたのが発端らしいです。

その話しを聴きながら、ボスと「坪25万円ってとんでもなく安いよね」みたいな感想を言い合ってました。

さてさて、研修から戻りましての場面になります。

僕の隣の部署は経理部門なんですが、資産管理や建物の更新、保守業務もあります。

最近、本当に運が悪いとしか言いようがないのですが、ある古くなった事務所を解体して新築する案件を抱えていたのです。

業者による下見、設計、積算、入札業者選定、現地説明を終え、後はいよいよ敷札価格をボスに決めて入札実施するだけという段に入っていたのですが、、、

そう、ここでタマホーム社長の話しが浮上してしまったのです。

あ~、、タイミングが悪すぎる(^^ゞ

ボス「タマホームが坪25万円で家を建てられるのに、なんだこの積算は!?タマホームの3倍以上かかってるじゃないか!」

と、のたまったかどうかは想像の世界ですが、事務担当者があたふたする様子を見るとそんなところではと思われます。

講演では、坪単価25万円にできた理由については話さなかったので、僕も気になってタマホームについて少しリサーチしてみました。

ネット情報なので、もちろん鵜呑みにすることはできませんが、それなりに納得できそうな説明として、

・営業社員のコスト削減(ユーザーとの打合せ回数を最小限にする、全てをマニュアル化など)

・積算も簡易化し営業社員でも数字がはじき出せるシステム。

・坪単価計算は「延床面積」でなく「施工床面積」を使っているため、分母が大きくなっている(結果、坪単価が安くなる)

・坪単価には「地盤調査、屋外の電気、給排水付帯工事、確認申請料など」は含まれていない。

といった理由があるそうです。

なので、実質は坪44万円ぐらいじゃなかろうか、という事らしい。

まあ、それでも安いですよね。

上記の事が本当かどうかは、当事者にしか分からないのですが、仮に本当だとすれば、タマホームの安さにも相応の理由があるわけです。

ここんところをすっ飛ばして、ボスは業者の努力が足りない、事務担の能力が無いと文句言うわけで、そりゃ隣の課長も頭を抱えるよなぁって。。

それと、これに似たような話って、他の組織や企業でもあるんだろうなって。

トップに立つ人間って、回りの迷惑や事情を無視できる能力に長けていると感じますね。

そうじゃないとやってられないのかもしれませんが、その下に就く人も大変なのは間違いありません。

上役に振り回される全国の宮仕え諸君、今日もその仕打ちに耐えながらがんばりましょう!

としか、言いようがありません(^^ゞ

隣の課長さんに同情♪