Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

みのもんた騒動で思ったこと

最初に言っておくと、みのもんた氏についてはTVでしか見たことがない人で、好きか嫌いかと聞かれれば、「どーでもいい」としか答えられないレベルです。

息子の窃盗事件から端を発した、今回の朝ズバ降板騒動ですが、正直なところ、いい年した息子の犯罪で親が叩かれる構図はやはり釈然としません。

ですが、一つは、息子の窃盗事件に端を発したと書きましたが、その少し前に女子アナへのセクハラ行為騒動があり、実はそこから繋がっているような気がします。

このセクハラ騒動については、TBS側が番組ディレクターに注意するというワケのわからない顛末で収めてしまたったようで、僕も動画をちらっと見ましたけれども、限りなくクロに近いなぁと。

そして、タイミング良く?息子の窃盗事件が取りざたされ、朝ズバの出演自粛から降板となった次第であります。

なので、追い詰められるべくして追い詰められた感が強いのですが、個人的に思うのは、みのもんた氏を糾弾するのであれば、それは息子の件じゃなく、その前段のセクハラ問題ではなかろうかと。

逆に、今回の息子の事件のせいで、セクハラ疑惑については上手く逃げられてしまったように感じます。

もう一つ、息子が起こした事件とはいえしょうがないかなぁと思うのは、みのもんた氏がいわゆる一般ピープルでなく、報道番組の司会者であったことでしょうか。

大抵の人がご存じの通り、みの氏は番組内で様々な社会問題や事件を取り上げ、それについて「許せない!」「我々は怒っている!」などと煽る、いわゆる「斬る側」だったんですよね。

なんか事件があった時に、犯人の親の顔が見たいとまでは言わなくても、それに近いニュアンスや、親が学校の先生とか地位のある人だと、相応の責任を求めるようなコメントをする立場だったわけ。

で、今回は自分自身がメディアから「斬られる側」になっちゃったわけです。

みのもんた氏の朝ズバの立ち位置って、自分の信ずる正義へ世間を扇動するアジテーター的要素が強かったから、余計にその反動が強くなっちゃいますよね。

彼が長年、TV番組を通して「世のあるべき姿」を伝え、そしてその「あるべき姿と正義」によって、番組降板へと追い詰められたと考えると、なんとも意味深いものがあるなと思った次第でした。