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雪の鉄樹 (光文社文庫) 作者:潤子, 遠田 光文社 Amazon 最近読んだ本の中では、けっこう心に爪痕を残していった小説でした。 ただ、前半は読むのが辛かった。 ページをめくって読み進める手がね、なんか億劫になるぐらい進みませんでした。 何故、主人公の雅…
「その1」の続きです。 「ワイルド・ソウル(上)」/垣根涼介 ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫) 作者:垣根 涼介 発売日: 2014/10/03 メディア: Kindle版 「ワイルド・ソウル(下)」」/垣根涼介 ワイルド・ソウル 下 (新潮文庫) 作者:涼介, 垣根 発売日:…
2020年に読んだ本の一覧とちょっとした感想を晒しておきます。 2021年も既に2月に入ってからの回顧録は毎度のことでございますが。 総じてシリーズものを多く読んでいた感じです。 やっぱり続きが気になるお話しが好きなのであります。 でも、続きが気になる…
2019年に読んだ本の続きで、今回が最後となります。 minorthing45.hatenadiary.jp 以下からは紹介。 ◆「サラバ!(上)」/西加奈子 サラバ! (上) (小学館文庫) 作者:西 加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/10/06 メディア: 文庫 ◆「サラバ!(中)…
あけましておめでとうございます。 2020年一発目は「2019年に読んだ本(その1)」の続きです。 minorthing45.hatenadiary.jp 新年一発目の記事が、昨年の記事の続きとかって、我ながら締まりのないブログだと実感しておりますが、そういう性分なので諦めて…
2019年に読んだ本は55冊でした。 週に1冊は読んだ計算になりますね。 出張が多かったので移動時間でけっこう読むことができたのだと思われます。 ざっと振り返ってみると、シリーズものが多かったです。 個人的には長編ものが好きで、いつ終わるとも知れない…
2018年に読んだ本の一覧を備忘録として晒しておきます。 読んだ冊数は30冊でした。 一昨年の2017年が36冊だったので、読む量としては減ってますね。 minorthing45.hatenadiary.jp 減った要因は、昨年は出張の回数が少なかったから。 以前も書いているように…
今頃かよというツッコミはあるでしょうが、とりあえず備忘録的なメモとして昨年に読んだ本の一覧です。 本を読むことは好きな方でして、活字を読む事自体あまり苦にしません。 ただし、もの凄い本の虫というわけでもなく、1日あたりの読書時間はわずか10分ぐ…
メンタリストDAIGOの「好きをお金に変える心理学」って本を、買って読んでみたわけですよ。 「好き」を「お金」に変える心理学 作者: メンタリストDaiGo 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/01/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブ…
摩耶雄嵩氏の作品を読むのは、これが初です。 感想としては、正直驚いたという他はありません。 え?そこをひっくり返す?みたいな印象ですが、ある意味、これを超えるミステリー手法を考えるのは難しいだろうなぁと。 (後半ネタバレあり注意) あらすじ 二…
モヤさまの書籍版みたいな感じで、村上春樹氏を含めた隊員達がモヤッと感じる場所に実際に行ってみたという内容です。 タイトルからしてわかるように、非常にゆるい企画と内容になっており、分厚い本の割りにさくさくと読めます。 TVより先駆け? 名古屋のB…
凄い本を読んだなっていう感想。 海外のミステリー小説なんですが、ラストの展開に驚きでありました。 ネタバレありです。 未読の人はこの記事に限らず、絶対にネタバレする前に本を読んだ方が良いです。 そのぐらい後半の展開が面白い。 あらすじ アレック…
村上春樹は好きな作家であり、ほぼリアルタイムで読んでいる数少ない作家でもあります。 小説はもちろんですが、実はエッセイの方が好きかもしれません。 これもエッセイ本の一つですが、エッセイ本としては少しヘヴィな内容かもしれません。 どちらかという…
バイオレンス系のお話かなとタイトルから勝手に想像していましたが、全然違っていました。 むしろそっち系とは180度反対の方を向いた小説かもしれません。 あらすじ 舞台は9.11テロ以降の架空の近未来世界。 テロ事件後、先進国は徹底的な管理体制を敷きテロ…
攻殻機動隊の世界観に近いかなぁ、というのが読んでの第一印象。 冲方丁氏の本は今まで読んだことがなく、たまにTVとかに出てるのを見て知っているぐらいで、その時の感想は「スカしたやつだなぁ」って(^^ゞ ファンのみなさん、ごめんなさい。 アニメ「蒼穹…
ここ最近の東野圭吾作品は、事件を扱うミステリーものより、社会派ドラマのようなものが多くなったかなぁ、というのが個人的感想です。 この「人魚の眠る家」もまさにそうで、脳死問題がテーマとなっています。 あらすじ 播磨薫子は、夫である和昌と仮面夫婦…
キャッチーなタイトルで、他のブログでも紹介されていたので、Kindle版を購入して読んでみました。 結論から言うと、得心する部分もけっこうありましたが、ただ、5秒で感情を整えるには、その段階まで経験値を積まないと不可能だよねっていうツッコミもでき…
最近読んだ本でのベスト1かな。 元々は、著者のアンディ・ウィアーが自信のウエブサイトで連載していたものを、まとめて読みたいという読者の要望によりKindleから最低価格99セントで出版、世界的なベストセラーとなった作品だそうです。 そして、「オデッ…
本に著者名が無く、誰が書いたのかよくわからない本。 音楽的な話しはほとんどなく、どらかというと、芸能週刊誌目線の内容でがっくりでした。 書かれている大半は、YOSHIKIについて、次がTOSHIのこと、それ以外についてはほとんど記述がなく、PATAの名前な…
読み終わった時は、なんだかふわっとした感だけだったのを覚えています。 非常に、淡々としている感じの小説とでも言いましょうか。 主人公の杉村三郎は、義父が創業者であり会長でもある今多コンツェルンの広報室に勤めています。 義父の娘と結婚した事によ…
旅行する前に読むか、もしくは、旅行中の移動時に飛行機の中で読むと良かったのかもしれませんね。 筆者は、イタリア各都市の地形から歴史まで幅広く精通しているようで、非常に細かい情報をこの本を通して与えてくれます。 また、ちょっとした裏話的なコラ…
ご存じ、映画「ブレードランナー」の原作です。 核戦争により地上は汚染され、大半の地球人は火星へ脱出したものの、地球に残っている僅かな人間社会を描いた近未来を舞台としたSF小説。 過酷な火星の環境で作業に従事させるアンドロイドを人類は開発するの…
大学受験に失敗した主人公の孝史が、予備校受験のため東京の平河町のとあるホテルで宿泊中、夜中に火災が発生し逃げ遅れるのだが、平田と名乗るタイムトラベルができる特殊能力を持った人物に時間移動によって助けられる。 しかし、タイムスリップした先は、…
「奇跡の人」を読んだ時に感じたのと同じ読後感でした。 「奇跡の人」では、物語途中から主人公の行動に肩入れができなくなり、後半は読んでいてイライラさせられ、そのせいかラスオチの驚きや感動も薄まってしまったのでありました。 この「最愛」について…
代表作「告白」をすっ飛ばして、はじめて読んだ湊さんの作品がこれです。 彼女の作品は、どれも暗澹たる読後感が残るというのを噂で聞いていたので、それが今まで手を出さずにいた一因でもあるのですが。 ひばりヶ丘という、ある高級住宅街で起きた殺人事件…
若干ネタバレ含みますので注意してください。 交通事故で失った記憶を取り戻そうとする、ある青年の物語、とだけ書くともの凄く感動的な小説なのだろうと思われますが、この作品に関しては半分しか当てはまりません。 確かに、タイトルも「奇跡の人」ですか…
村上ポンタ秀一の自伝本です。 普通、いわゆるアーティスト本となると、その人の事を好きな人しか手を出さないと思うのですが、この本は音楽に興味無い人でも、意外と楽しめる本じゃないでしょうか? なんせ、ポンタ氏がこれまで関わってきた人達がスゴイの…
非常に読みやすい本です。 ページ数もそんなに無いし、写真もありますので1時間もあれば読めてしまうでしょう。 僕もイタリアは二度ほど行きましたが、どちらもローマやフィレンツェなどの、いわゆる有名都市ばかりで、もちろんそれはそれで楽しかったのです…
初めて読んだ島田荘司の作品です。 チョイスとしては年代が若干古いものだったのですが、楽しく読めました。 主人公が、古地図や歴史が好きな刑事という設定で、作中で登場する東京各地の地名の由来とかの説明文が挿入されており面白かったです。 ある放火事…
自分には、ややお堅い感じの内容でした。 ですが、ヴェネツィアに暮らす人々の日常や空気感が伝わってきます。 どうしても、観光都市としての視点でヴェネツィアという都市を観てしまいますので、そこで暮らすということはどういうことか、実際に生活してみ…