20年ぶりに買い換えたドライヤーに驚き
自分自身はドライヤーなんて使わずに生きてきたんですが、嫁が使うので一つは家に置いてあるって感じです。
ただ、嫁も割とズボラな性格なので、冬とかは寒い洗面台へ行ってドライヤーで髪を乾かすのが嫌で、リビングのファンヒーターの前に寝そべってドライヤー代わりにしてたりと、まあ、うちの中ではドライヤーというのはそれほど重要度が高くない電化製品なのです。
恐らくですが、買って約20年近く経つものをずっと使い続けてきたのであります。
ですが、さすがに電源プラグのコード部分が被覆が取れてきてしまってて、たまにしか使わないけど下手したらヤバイことになりそうだということで、新しいドライヤーの購入に踏み切ったのでした。
商品選択は嫁に任せて、好きなの買えばいいよってことで、一生懸命ネットで探して見つけたのがパナソニック製のドライヤー。
ネットの口コミが良かったということで、それに決めたらしいです。
早速、嫁が使ってみての感想が「凄い、すぐに乾く」でした。
嫁のズボラな性格は先ほど述べたばかりですが、美容院に行くのが面倒ということで、髪が伸ばし放題なんですよね。
その長いボサボサな髪を乾かすのは、けっこう大変なんですが、ニュードライヤーだとあっという間に乾かせる、ってことらしい。
おまけに、乾いた後の髪質もふんわりさらさらな感じがするんですって。
いやぁ、さすがにそこまではないだろう、新しいドライヤーだから気分的な問題じゃねぇの?
じゃあ、くろばこの髪も乾かしてあげると言って、風呂上がりにドライヤーあててもらったら、まず、髪が乾くその速さにびっくり。
「おぉ!なに?もう乾いた?」ってな感じで、確かにサラサラに乾いている。
うん?サラサラ?
俺の髪ってこんなにサラサラだったっけ?
なんか凄い軽い感じがする。
もしかして、これが新しいドライヤーの威力なのか!
すげぇ~!!
って感じで、嫁と一緒になって驚いてしまいました。
まあ、20年ぶりにドライヤー買い換えたわけで、その間、ドライヤーと言えどそれなりに進化もしていましょうから、そんなことも知らないバカ夫婦には驚きの事態だったということでしょう(^_^;
ということで、たかがドライヤーと思っていたけど、最新の性能に驚かされたというお話しでした。
Googleプレイミュージックに手持ちCDをリッピングしまくる
そもそもリッピングとはなんぞや?ってところなんですが。
簡単に言ってしまうと、音楽CDとかDVDといったデジタルデータをPCに取り込むこと。
実は、未だに現在のアパートからリフォーム済みの実家へ引っ越しができてなくて、動きが止まってる理由の一つが大量の音楽CDの存在。
いっぺん整理してから引っ越ししたいと思い、とりあえず持ってる音楽CDを片っ端からGoogleプレイミュージックにアップしまくっています。
家にある音楽CDが何枚あるのか数えたことないのですが、現時点で約800タイトルをアップして、まだ半分ぐらいありそうな感じなので1500~1600枚ぐらいはありそうな予感。
この作業に手間取っていて、なかなか片付けが進まないという状況なんですよね。
ちなみにGoogleプレイミュージックは5万曲まで無料でアップロードできます。
現時点で1万曲をアップ済み。
手持ちCD全部放り込んでも、半分もいかない計算になるので非常に嬉しいサービスなのであります。
ただし、Googleプレイミュージックを利用するにあたって注意が必要なのが、使用PCにウィルス対策ソフトが入ってると上手くアップできない場合があります。
通常はですね、音楽CDをPCに取り込む→Googleプレイミュージックのウエブ画面にフォルダ画面からドラッグ&ドロップもしくはファイル先を指定してアップロードができるようになっています。
しかしながら、ウィルス対策ソフトが入ってると、「接続が確立できませんでした」的なメッセージが出てアップロードできない場合があります。
くろばこの場合、メインPC(ノート)にセキュリティソフトESETを入れていたのですが、これだと100%アップロード不可となるようです。
ではどうすれば良いのか?
ここで登場するのがGoogleミュージックマネージャーという無料ソフト。
このソフトを経由させることで、Googleプレイミュージックにアップロードが可能となります。
ネットで検索すればすぐにダウンロードできます。
まあ、一手間かかるわけですが、こればっかりはしょうがない。
基本、Windowsメディアプレイヤーで音楽CDを取り込めば問題なくいけますが。
ということで、ここ最近は日々シコシコと音楽CDをGoogleプレイミュージックにアップしまくっているのでありました、という近況報告です。
Evernoteをアップデートしたらノート右側が真っ黒表示になる場合の対処方法
Evernote有料版をけっこう昔から使っています。
ちゃんとお金を払って利用しているソフトって、このEvernoteぐらいかもしれません(^_^;
有償版だと複数の端末にダウンロードして使用できるので便利なんですよね。
くろばこはスマホ、会社PC、自宅PC(ノート、デスクトップ)にダウンロードして、時と場所に応じて使い分けています。
きちんと同期しておけば、色んなデータを放り込んでいつでもどこでも使えるのが嬉しい。
そんなEvernoteですが、割とちょくちょくアップデートがかかります。
今回はバージョン6.17.6.8292に更新できますとなって、とりあえず会社のPCに入れてあるEvernoteをアプデしたんですよ。
ところが、アプデしたものの、ノート右側の部分が真っ黒になって表示されなくなるという不具合発生。
ネットで検索しても、この不具合に関する記事が見つからず、Evernote社へメールで直接問い合わせてみました。
割とすぐに返事がきまして、最初の回答として以下のような対処方法でした。
早速実行してみようと試みましたが、そもそもツールのオプションメニューに「一般」という項目がなく、あるのは「全般」という項目でした。
仕方ないので全般タブ含めて全部調べてみましたが、「ハードウエアアクセラレーションを有効にする」というチェック項目そのものが無い。
う~ん、困った。
で、再度メールして、そんなの無いんですがと問い合わせたところ、新たな対処方法が返信されてきました。
1.Evernoteをいったん終了させる(バックグラウンドで実行されていないことをタスクマネージャーで確認)
4.右側の値リストから 「EnableHardwareAcceleration」を選択し右クリック
5.「修正」を選択し、16進値を「0」に設定
6.「終了」を選択し、レジストリエディタを終了
以上で作業は完了となります。
これを実施したところ、見事に真っ黒になる問題が解決されました。
素早い対応をしてくれたEvernote社に感謝でした。
韓国は方針変換しただけのような気がする
レーザー照射問題が起きたのはたまたまの偶然だったのでしょう。
これがあろうがなかろうが、韓国は日本に対しあらゆる場面で敵対的措置をとる準備をしていたのだろうと想像します。
まあ、韓国海軍はもともと日本との紛争を想定して組織化されたものだという噂もありますから、今回のレーダー照射事件も海軍が我慢出来ずにフライングしてしまったとう見方もできます。
で、韓国が取る新たな次元の対日関係とはどんなものか、もう簡単な話ですよね。
誰でも想像できるように、北朝鮮との統一に向けて障害となる物事は徹底的に排除するという方針にあるのでしょう。
文在寅大統領は特に、北朝鮮との関係を進めることを柱に掲げて当選したわけですから、ここ最近の発言を見聞きする限りは、日本からすれば滅茶苦茶な内容であっても、あちらさんからすれば当然のことを言ってるということになります。
ここ最近の問題によって、大半の日本人が韓国とは手を切るべきだ、隣国としてこれ以上関わるべきでない、制裁措置を発動しろなどと声を上げています。
僕も個人的には、もう韓国の事は無視して適当にやってればいいじゃんと思ってる立場なんですが、逆に韓国にとっても、それはそれで北朝鮮政策に有利となるので、そのように仕掛けているとも言えます。
となると、仮に日韓が明らかな敵対関係、もしくは国交断絶状態となった場合、それは両国にとってウインウインの関係になるということでしょうか?
そこは、正直どうかなと感じます。
韓国は恐らく、最終的に日本が国際的に不利な状況に陥る画まで描いているような気がします。
そこのところは、政治家や専門家にお任せするしかないです。
ただ、疑問に思うのは、韓国は本当に北朝鮮との統一が可能と思っているのか?ってこと。
そういう思いを口にするのはかまわないんですが、韓国と北朝鮮はあまりに思想や体制が違いすぎます。
統一した後の国の姿については、誰も何も言ってないんですよね。
個人的には、そっちの方が韓国にとって一番の重要問題じゃないかと思っています。
TV番組「訳あって…東京に住むのヤメました」でのスザンヌさんへの違和感
1月5日に放映されていた「訳あって…東京に住むのヤメました」ってのを、たまたま少しだけ観てました。
たぶん、目玉はニューヨークに行った芸人ピース綾部の密着取材だったんでしょうけど、特に興味もなかったのでそこまでは観ませんでしたが。
タレントのスザンヌさんが地元熊本で生活しているのを取材したところだけ観ちゃった感じなんですが、なんかモヤモヤが残ってしまったんですよね。
番組の作りとしては、東京を離れても、いや離れた方が充実した楽しいローカルライフをおくれますよって感じでしょうか。
(ピース綾部のパターンは当てはまりませんが)
正直、地方サイコー、田舎生活万歳みたいなレベルの低い作り話にはうんざりしているところです。
で、スザンヌさんの放送部分で、どこが引っかかったか?って話しであります。
その中で、「野菜とか買わない、ミカンを買って食べるなんて信じられない、田舎サイコー」という話しから、実際に知り合いのミカン農家のハウスに行ってミカンをただで分けてもらっているシーンがありました。
まあ、売り物にならないヤツを好意で農家さんはあげてるとは思いますが、はっきり言って「スザンヌ、お前はちゃんとお店で購入しろよ」って思っちゃったんですよね。
今はそんなに芸能活動してないかもしれないけど、そこそこ稼いでいるはずなんだから、ただでもらったりせず、ちゃんとお金を地元に落として農家さんに還元すればいいのにって。
その方がなんぼか地域への貢献にもなるし。
それから、子供を近くの親切な人に無料で預かってもらったりとかってのもありましたけど、それもなんだかなぁって感じで。
そこの地域の人達は暖かくて親切って事を言いたいのかもしれませんが、う~ん、それって・・・?
うがった見方かもしれませんが、スザンヌさんが芸能人であるというフィルターがかかった上での、周りの対応って事はないんでしょうかね。
多少そこには、卑屈な自分がいることも否定しませんし、そんなことでゴチャゴチャ言うなよってのもわかっております。
でも、スザンヌのように東京ライフを充分満喫してからの地方移住、やっぱり田舎は最高って言われても、ずっと田舎暮らししてる僕には全然響かない(^_^;
ずっと田舎に住んでるからなのか、自分の性格の問題なのかは分かりませんが、田舎の人達に優しい人が多いという実感もない。
そんな感じで、なんかモヤっとするシーンだったんですよね。
やっぱり自分がひねくれてるのかなぁ。
2018年に読んだ本
2018年に読んだ本の一覧を備忘録として晒しておきます。
読んだ冊数は30冊でした。
一昨年の2017年が36冊だったので、読む量としては減ってますね。
減った要因は、昨年は出張の回数が少なかったから。
以前も書いているように、読書自体は毎日してますが、朝のトイレの中読むのがルーティンで、それ以外では出張時の乗り物移動中がほぼ読書時間となります。
朝のトイレ中は、時間にして10~15分ぐらいのものですから、そんなにページ数稼げません。
というわけで、出張が少ないと読書量も減るという事になるのです。
で、こんな計算をしてみたのですが、仮に週1冊のペースで読書したとして、年間50冊読む事ができます。
現在50歳のくろばこが85歳まで生き延びたとすると、残り35年間の人生で読む事ができるのは35年×50冊=1750冊。
毎年、新刊で出版される本の数が約7万として、35年間で245万冊発売されるとします。
その中には専門書やら漫画やら写真集やら雑誌やらも含まれていると思いますので、自分の読書対象となるのをその4割程度としても約100万冊は新刊として読書できることになるわけです。
しかしながら、100万冊のうち頑張っても1750冊しか読む事ができない。
割合にして0.2%にも満たない程度。
新刊だけの計算でこうですから、既刊本も含めると更に母数は膨らみます。
死ぬまでに読み切れない本が星の数ほど存在すると思うと、おちおち会社勤めなんかしていられないなぁと焦る日々であります(^_^;
ということで、余談が過ぎました。
以下、昨年読んだ本の一覧と一言コメントです。
◆図書館革命/有川浩
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
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◆図書館危機/有川浩
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 文庫
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有川浩の「図書館戦争シリーズ」は、読みやすいながらも表現の自由が制限されたパラレルワールドの日本社会を上手に描いていて面白いですね。
ただ、段々と堂上教官と笠原郁の恋物語要素が強くなっていってるのが残念。
そっち系が好きな人にはたまらないでしょうが。
◆困ってるひと/大野更紗
著者の病気体験談。
なんかもの凄い病気になったんだなという事は分かりますが、この日本においてあれだけ病院や医者から見放されるってことあるのかなとも思った本。
自分がその立場だったら、著者みたいな行動はできないだろうなとも思いました。
◆99%の誘拐/岡嶋二人
タイトルで不完全な誘拐事件だったことが想像できる作品。
読みながら、何となくだけど事件の顛末が予想できてしまい、これも作品タイトルのせいか?
小川一水氏の作品にしては、ほのぼのとした作品という印象。
後で出てくる「天冥の標」の衝撃が強すぎたかも。
ある程度想像力を働かせながら読む必要あり。
日本の大手ゼネコンが月にテーマパークっぽいものを建てようとする話し。
但し、物語の核はゼネコン勤務技師とスポンサー財閥の天才少女ヒロインとの恋愛。
前半はヒロインの才能ぶりが描かれているが、後半はなんか普通の女の子っぽくなってしまっていて、それが残念。
◆天涯の砦/小川一水
軌道ステーションで起きた災害、そこから脱出を試みる人達の戦いのお話し。
色んなタイプの人達を細かく描写して登場させるのは、作者の得意とするところなんでしょうが、そんなに違うタイプの人ばかりが生き残った事に疑問は感じます。
どちらかというと、そうした人達の人間模様って感じで、「火星の人」みたいな感じを期待していた僕としてはちょっと期待外れでした。
◆天冥の標1(上)/小川一水
◆天冥の標1(下)/小川一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/30
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◆天冥の標2/小川一水
◆天冥の標3/小川一水
◆天冥の標4/小川一水
◆天冥の標5/小川一水
◆天冥の標6(part1)/小川一水
◆天冥の標6(part2)/小川一水
◆天冥の標6(part3)/小川一水
◆天冥の標7/小川一水
◆天冥の標8(part1)/小川一水
◆天冥の標8(part2)/小川一水
◆天冥の標9(part1)/小川一水
天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 文庫
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◆天冥の標9(part2)/小川一水
天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/10/21
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この天冥シリーズは抜群に他の作品とは抜きんでていて、読み終わる度に続きが気になって仕方なかったです。
1巻では、全く別世界を舞台にしたSFものかと思いきや、2巻でいきなり日本が登場し混乱するものの、物語の発端となるウィルスパンデミックが描かれ一気に繋がって加速します。
全編官能小説の巻もあったりと緩急様々ですが、骨格がしっかりしているので安心して読み続けられます。
次が最終巻という噂で、9巻を読み終わった時点ではまだ出版されていなかったのですが、12月19日より10巻Part1が発売された模様。
◆復活の地1/小川一水
太陽系内にある星に起こった大地震災害のお話し。
復興していく国の過程の政治権力闘争が物語の軸となっていて、そういうのが好きな人にはお勧めです。
◆青の炎/貴志祐介
- 作者: 貴志祐介,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2002/10/23
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あまりにも主人公の高校生が辛すぎるお話し。
前半は、早くクズ親父を殺して欲しいと思いながら読み、後半は何とか真相が警察に究明されないでくれと、常に主人公に肩入れして読んでしまいました。
司馬遼太郎先生の本は、基本的に何でも面白いですね。
読んだ後、土方歳三の足跡を追いたくなるぐらい好きになります。
◆舞面真面とお面の女/野崎まど
後半の謎解きまでは、普通に現代風の物語なんですが、ラストの種明かしで、やっぱりそういう展開というかオチにならないと説明付かないことが多すぎるよなって感じ。
そこのところは何となく予想できてしまったのが残念だけど、この続きがあれば読んでみたいです。
◆たましいの場所/早川義夫
元ジャックスの早川義夫氏のエッセイ。
ジャックスというバンドを知らなくても、早川義夫氏という人物を知らなくても面白いエッセイです。
いや、面白いという表現は適切じゃなく、読んだ後に心にほっこりとしたものが残る文章。
こういう人になりたいけどなれない自分という感じでしょうか。
一生手元に置いて、辛い時に読み返したい、そんな感じの本です。
東野圭吾氏お得意のゲレンデ物語。
ということで以上となりますが、総じて2018年は小川一水作品を読みまくった年でありました。
アニメ「3月のライオン」に心を鷲掴みされる
アニメ版「3月のライオン」第2期を見ている途中です。
今頃かよというツッコミは置いておいて。
ブルーレイレコーダーに録り溜めしてあるのを、少しずつ見ているのですが、続きが早く見たいという思いと、見終わりたくないという思いに板挟みになりながら、再生ボタンを押しています。
原作の漫画作者は「ハチミツとクローバー」の羽海野チカ。
ハチクロは読んだことが無いのですが、これも読んでみたいと思わせるほど魅力的な作品ですね。
そのぐらい、羽海野チカ氏は人間の内面を描くのが上手いです。
僕も将棋は指せますが、小学校ぐらいまででしたね、熱心にやってたのって。
新聞に載ってる詰め将棋を解いてみたり、入門書買って、色んな戦法を覚えてみたりとやってましたが、ある時点で自分には将棋の才能が無いと自覚してからぱったりとやめてしまいました。
上手く言えないんですが、盤面を読む想像力と言いましょうか、記憶力含めての展開図みたいなのものが全く描けないのです。
そういうレベルの人間ですが、将棋を題材にした「3月のライオン」の面白さは充分に感じ取れました。
恐らく全く将棋を知らない人でも、この作品の面白さは理解できると思います。
主人公である高校生棋士、桐山零と彼を取り巻く人間模様の物語であり、陳腐な言い回しですが、そこで起きる笑いや涙にまつわる作品なのです。
彼はそこで、迷惑をかけないよう良い子として振る舞ってきたのですが、返ってそれが幸田家の子供達との軋轢を生むことになります。
学校でも友達を作らず常に孤独であった桐山零は、幸田家を出て一人暮らしを始めます。
中学生プロ棋士デビューをし注目されてはいたのですが、これまでの境遇のこともあり将棋でも不調が続いていたのであります。
そんな時に、三月町に住む川本あかり一家に出会い、三姉妹とそのお爺さん達と一緒に夕食を食べるなど交流を持つようになり、彼の心の中に変化が少しずつ現れてくる、といった感じ。
三月町は、登場する風景の様子から東京の佃島あたりだと思われますが、町名は架空のようです。
タイトルの由来はこの「三月町」から来てるんでしょうね。
そして、印象的に描かれているのが中央大橋。
主人公の心象を現す場面で頻繁に登場し、桐山零はは将棋会館へ行くときも帰る時もここを歩いて渡るのです。
特に第2期では、川本家の次女である川本ひなが通う中学校のいじめ問題が大きな柱となります。
いじめられている友人の味方をした川本ひなが、次のいじめのターゲットとなり辛い思いをする場面では、自分も胸を鷲掴みにされたように見入ってしまいました。
1期もそうでしたが、もの凄く見てる側の僕にも直接的に響くんですよね。
こんなに自身の感情を揺さぶられるアニメ作品は、本当に数少ないです。
でも、決して暗くならずに、ちょいちょいギャグも入れてあったりと楽しめるようになっています。
(しかもギャグのレベルもけっこう高い)
3月のライオンを見た時だけは、自分も少しだけ人に優しくなれるような気がするのです。
そう、こんな僕でも(^_^;
第3期は制作されるのかな?
あるとしても、もう少し先の話しだとは思いますが、期待して待ちます。