Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

色々と考えてみたけどやっぱり相撲協会がブラックだろという結論

貴乃花引退騒動で湧いた9月末でした。
 
日馬富士の暴行問題→貴乃花による警察への傷害事件として被害届→協会との対立→内閣府への告発状提出→弟子の貴公俊による付人暴行事件→告訴状取り下げ
→協会での地位降格→一兵卒として出直し→突然の引退届け
 
こうやって流れだけを見てみると、貴乃花に対して厳しい意見や見方が出てくるのも分からないではない。
 
いったい、貴乃花親方は何をどうしたいんだという印象と、もう一つは、基本的には組織を相手に上手く立ち回る事がそもそも出来ない人なんだろうと想像してしまいます。
 
貴乃花親方の失敗は、自分の弟子の暴行事件の時に、身内に対して厳しい態度を示せなかったことでしょう。
 
あれだけ日馬富士の暴行事件については、暴力は絶対許さないという立場で横綱を引退にまで追いやったのであれば、自分の弟子に対しても同じぐらいに責を問わねばならなかったはず。
 
にも関わらず、それがなかったから、貴乃花親方は何をしたいんだ?となるわけです。
 
弟子を守りたかったと言えば聞こえは良いですけどね。
 
だから貴乃花親方にも落ち度はあるんですよ。
 
ですが、もともとは被害者側であったはずの貴乃花親方が、何故か協会から責められている感は、今回の一連の流れを見ているとどうしても拭えません。
 
部外者が見ていても、なんかよくわかんないけど、納得できそうで出来ないという不思議な感覚があります。
 
まあ、そこが貴乃花親方の組織対応の弱さというか、あまりに戦術が無さ過ぎたという事だと思いますが。
 
けど、それ以外に色々とこの件について考えていたら、やっぱり相撲協会の方がブラックだよなって結論に辿り着きました。
 
今回の引退騒動の発端になった、「どこかの一門に属さなければいけない」という強制事を決めた協会ですが、その理由としてガバナンス云々と伝えておりました。
 
でも、ガバナンス云々とか言うのだったら、日馬富士暴行問題の時に第三者委員会起ち上げて事件の追及を行うべきだったんじゃないのかと、普通に疑問に思います。
 
暴行事件で第三者委員会すら起ち上げてない協会が、よくガバナンスなんて言葉を使うなと。
 
一門に属することを強制する件についても、理事会で決まった案件なのに公表すらしておらず、この騒動が無ければ誰も知らなかったんじゃないの?
 
取り決め事の公表すら出来ない協会が、ガバナンスを口にするのはちゃんちゃらおかしい。
 
あと、貴乃花親方の告発状を事実無根だとし、それについて認めるよう圧力を協会側がかけたという件。
 
これ、凄く不思議なんですが、誰にどのように圧力をかけられたか具体的に言うべきだ、とメディアのコメンテーターも言ってるんですよ。
 
何も言わない貴乃花が悪いという空気感。
 
組織対個人で、個人の立場である貴乃花親方が圧力を受けたと言っているわけです。
 
最近、頻繁に取り上げられているアマチュアスポーツ界のパワハラ問題と似ていませんか?
 
パワハラ行為が疑われる、もしくは受けた側がそのように訴えていて、これまでのメディアの姿勢は組織側の問題を追及し、弱者である選手を擁護してきたように思うのですが。
 
何故か、相撲協会への追求はせず、貴乃花親方に対しては、お前も悪い的な姿勢で論じているんですよね。
 
もちろん、協会側はそんな圧力は無かったと否定します。
 
それをそのまま受け「圧力は無かったと言っていますので、親方から具体的に話してもらうしかない」はちょっとおかしい。
 
親方が言うことで弟子達に何か不都合が起こってもいけないという事だって考えられるわけで、それこそ第三者が協会からパワハラまがいの事が無かったか調べさせるのが、ガバナンスというものじゃないでしょうか。
 
こう考えていくと、相撲協会ってやっぱり、かなりのブラック公益法人であって、そこを変えるというのはかなりハードルが高いって事でしょうね。
 
そもそも、ブラック企業に勤めていてパワハラを受けながら「お前の言い分をちゃんと話せ」って言われても、更なるパワハラ受けるに決まってるじゃないですか。
 
なんかそれと似たような構図だなと思っちゃいました。
 
実際のところ、協会にとって貴乃花親方は目の上のたんこぶで、どうにか操縦できる範囲に置いておきたいと思ってヒラ待遇まで落とせたけど、その後の落とし処を間違ってしまって今回の引退騒動になってしまった、というのが本当のところじゃないかなぁ。
 
ガチンコを追求する貴乃花親方と、そこは興業なんだから時と場合によりけりで良いじゃんという協会は、やっぱり相容れないってことで解釈しました。
 

9月の投資運用状況を晒しておきます

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投資信託の数字は好調のようです。
 
だからどうというわけでもありませんが。。
 
ざっくりとした理由は、円安に振れている事が株価等に良い影響を与えているって感じでしょうか。
 
じゃあ、何故、円安が株価に良い影響を与えるのか?という、細かい分析や追求をすることが自分の成長に繋がるはずですが、分かっていても面倒だからしないのが、私こと、くろばこでございます。
 
まあ、今月は数字がいいよね、良かったで終わり。
 
どうせ、次はどこかで下がって、損益率1~2%台になり、またどこかがで回復してということの繰り返しだから、一喜一憂したところでそれはアホらしいわけです。
 
上がろうが下がろうが、ただひたすら自動積立を繰り返すのみの投資活動。
 
感覚としては、元本割れリスクのある定期積立預金をしている感じ。
 
ただ、ETFはもう少し増やしたいという気持ちはあります。
 
昨年20万円ちょっとを買い付けてからは、全然増資していません。
 
みるみるうちに値が上がったので、追加購入するタイミングを逸したというか、最初買った価格より高く買う状況に恐れをなしたというか。
 
下がった時に買えばいいのは分かりますが、下がるということは、自分が持っているETFの価格も目減りするということで、それはそれで嫌だなぁとか。
 
下げを期待したいのか、下がって欲しくないのか(^_^;
 
子どもみたいな発想力しかないので、こんな事でウダウダと悩んでいます。
 
ヒリヒリするような投資をしたいぜ!とは思いませんが、下がった時に買って上がった時に売り利益を得る、という一番基本的な投資活動もしてみたいなぁと思う今日この頃であります。

 

引っ越しめんどくせぇ

以前の記事で書いたように、両親と同居するため実家の2Fをリフォームいたしました。
 
リフォーム工事は7月頃に完了しており、完成後のチェックで若干の補修依頼をしたものの、現在はいつでも移住できる状態にあります。
 
支払いも終了しました。
 
約330万円。
 
銀行振込で一括で支払ってやりました。
 
ATMで振込すると手数料0円なのですが、それだと最大で100万円迄しか扱えないとのこと。
 
振込限度額を撤廃する手続きをすれば良いらしいですが、そんなことのためにいちいち手続きするのもめんどくさい。
 
これも、高齢者がアホみたいに振り込め詐欺に引っかかる事からの制限処置なのでしょうが。
 
仕方なく、窓口で振込手続きしましたが、手数料400円ちょっと発生しました。
 
仕事してても、割とこういう場面が発生しますが、商取引後の支払い手続きにおける振込手数料をどうするかって問題。
 
こっちが払う場合は、きちんと振込手数料を別に支払いますが、逆にこっちがもらうパターンで、先方が勝手に手数料分差し引いて支払ってくる時があります。
 
あれってひどくね?
 
せめて事前に一言連絡入れるとかさ、そのぐらいの手間はかけたっていいと思うのですが。
 
こっちも、手数料差し引いての支払いはダメですなんて言いませんから。
 
という経験のもと、ちゃんと手数料はこっちで支払って振込してあげました(^_^;
 
まあ、今回やってくれたリフォーム業者も、別に悪い対応はほとんど無かったし、どちらかというと真摯な印象でしたから、そこまでこちらも意地汚くやる必要もなかろうってことで。
 
なので、あとは引っ越しするだけなんですよ。
 
やろうと思えば9月中で引っ越しできたんですよ。
 
でも、このめんどくさがりやのくろばこにとって、いざ引っ越しとなると重い腰が上がらない。
 
こないだやっと実家2Fのカーテンを半分ほど付け替えたレベル。
 
なぜ、引っ越しを実行に移せないのか?
 
色々と理由はありますが、一番大きいのが、今の部屋に荷物が多すぎるから。
 
もちろん、引っ越しを機に断捨離したいとは思っています。
 
ネットで「引っ越し 断捨離」を検索すると、腐るほど記事が引っかかります。
 
断捨離のタイミングとしては申し分ないのでしょう。
 
しかし、元々、物を溜め込み易い夫婦の生活。
 
断捨離はかなりハードルが高いんですよねぇ。
 
夫婦2人の夢は、お掃除ロボット「ルンバ」が床を掃除してくれるような部屋で生活することです。
 
汚部屋に住んでいる人なら、どういう意味かもちろん分かってくれると思います。

手相占いしてもらったら大器晩成型と言われた

このあいだですが、仕事関係の飲み会がありました。
 
さくっと軽く呑んで9時過ぎに終わり、ほろ酔い気分で駅の方へ向かって歩いていたら、占い師さんを発見。
 
そういえば久々に街角営業している占い師さんを見たなと思い、酔って気分も少し大きくなってたことも手伝って、声をかけていました。
 
「1回いくらですか?(なんかヤバイ聴き方をしてしまったな)」
 
「2000円です」
 
「だったらお願いしてみようかな(意外と安いけど大丈夫かな)、手相占い?」
 
「生年月日と手相で占いますんで」
 
「じゃあお願い」
 
って感じで、占ってもらいました。
 
普通、僕もそんなに占ってもらった経験は無いのですが、占い師さんのイメージって、物静かで厳かな喋り方を想像していましたが、その占い師さんは、どちらかというと安全漫才のみやぞんみたいな喋りで、ちょっと落ち着きがなかったです。
 
まあ、それはそれで割と面白かったんですけどね。
 
僕も、できるだけ自分からは喋らないように、必要最小限の会話で占いに臨みました。
 
洞察力の鋭い人や心理学に精通している人だったら、会話の中からその人に関するヒントを見つけて、もっともらしい占いに仕立てる事も可能ですから。
 
可能な限り、純粋に生年月日と手相だけで、僕の将来を占ってもらいたかったわけです。
 
で、言われたのが
「年を重ねるごとに良くなっていきます。大器晩成型です。」
 
「今年は少し我慢が必要ですが、来年(H31年)の2月4日が境目となって、それ以降は自分の思い通りになる運勢となっています」
 
「上司の人にはできるだけ逆らわず、今年は言うことを聴いて行動した方がいいです」
 
「(今の仕事は続けるべきかという問いに対し)今の仕事は辞めずに継続した方がいい。このままいけば大きな成果を得られます」
 
みたいな事を言われました。
 
で、ふと思い出したのが、6年ぐらい前に東京の品川駅前で、やっぱり呑んだ帰りに街角占い師さんに占ってもらった内容について。
 
あの時も、「大器晩成型です。年齢を重ねるごとに良くなっていきます。仕事もこのまま続けた方が良い。」という占い結果でした。
 
占いをした場所も人も違うのですが、同じような事を言われているって驚いてしまったのであります。
 
大器晩成型とか言われると、そりゃ嬉しいですが、それっていつだよ?ってのと、仕事辞めたいのに、続けた方が良いって言われると、めちゃくちゃ迷う。
 
ただでさえ優柔不断なのに(^_^;
 
東京で占ってもらってから6~7年、占い師の言うとおり、年齢を重ねるごとに自分は良くなってきたのだろうか?と自問自答してみました。
 
どちらかというと精神的にしんどい状況は変わりなく、自分を誤魔化しつつ、なんとか生きているという日々。
 
でも、金回りが悪くなったかといえば資産的には増えている状況だし、これまで大きな病気や怪我もしたわけでもないし、夫婦仲は円満だし、嫌々の仕事ながらも割と好きに色んなところに出かけられる状況にあるし、確かに悪くはなってないんですよね。
 
逆に、もの凄く良くなっているかと言うと、まあそういうわけでもない。
 
けど、自分という人間のレベルを冷静に捉えれば、これじゃ不満だというのは、それはそれで我が儘というかバチ当たりでしょう。
 
足るを知る、という観点で考えれば少しは良くなっているのかもしれないのですね。
 
ただ、今の仕事を続けなさないという占いは、僕にとっては苦渋であります。
 
なかなか良いとこ取りは出来ないのが、僕に課せられた人生なんでしょうか。
 
とりあえず、来年の2月4日を楽しみに頑張るしかないようです。

モンハンダブルクロス~近況

任天堂switch版モンハンXXのプレイ備忘録です。
3DS版は未プレイ)
 
近況とタイトルに書きましたが、あんまり報告することが実は無かったりもします(^_^;
 
プレイ時間はやっぱり少ないです。
 
1日2クエぐらいでしょうか。
 
何回も書いていますが、残っているのが難易度の高いものか、二つ名クエのみですので、それなりに時間がかかります。
 
1クエ30分かかったとして、2つやって1時間てとこですかね。
 
また、性格的にクエ失敗すると、そこでやる気を無くしてしまうので、復活するまで時間がかかります。
 
とりあえず、上位クエ7とG級3を完全クリアいたしました。
 
G級3はそれほどでも無かったですが、上位クエ7の獰猛化金レイアと獰猛化銀レウスの2頭同時狩猟「金と銀の煌き」が辛かった。
 
闘技場なので基本逃げられず、フェンスを上手に使って分断させながら戦わなければなりません。
 
でもねぇ、、2匹とも飛び回るから、なかなか分断できなかったりで苦労するんですよね。
 
おまけに上位クエにもかかわらず、希少種レイア&レウス獰猛化は、体力もけっこうありかなり手強い。
 
とてもじゃないですが、更にG級になったら獰猛化金銀は、どんだけ強いんだって戦っても無いですが、既に意気消沈しております。
 
それが2頭同時討伐となった日にゃあ、あんた(^_^;
 
まあ、上位クエに関してはモドリ玉を駆使しつつ、1乙もせずクリアできましたが、これも1回目の挑戦は様子見でやって見事にクエ失敗しています。
(モドリ玉を持って行くのを忘れたため投げやりになったのが敗因)
 
案の定、2~3日はモンハンの電源を入れることはありませんでしたね。
 
それでも、1回目の挑戦でもう少し上手くやればクリアできそうだなという感触があったから、再挑戦したわけですが。。
 
はてさて、G級4の残りはどうなんでしょう。
 
恐らくは、途中で挫折しそうですが、完全ソロクリア目指してもう少しチャレンジしてみようと思います。
 
そうそう、装備は相変わらずネセト一式です。
 
防御力も頑張って900ちょっとまで上げましたが、後一つ、アトラル・カの麗眩玉がゲットできず、完全強化に至っていません。
 
もう、めんどくさいからこれでいいやって(^_^;
 
グギグギ系は、獰猛化イビルジョーがソロではしんどくてやってません。
 
2~3回、オンラインではやってみましたけどね、強すぎでしょあんたってば。
 
根性ナッシングハンターですので、戦おうと決心するまで時間がかかりそう。
 
こういうところが成長できない理由だと分かってはいます。
 
他の人は、失敗したら次勝つための対策を考え、それでダメだったら次の方法って感じでやっていくんでしょうが、それができる人は物事を追求できるスキルを持っているって事です。
 
そしてそれは実社会でも使えるスキルですが、僕にはそれが無い。
 
ゲーム一つとっても、人の生き方みたいなものが見えるって事で、やっぱり奥が深いものですね。

学校から逃げてもいいよは言われても、仕事から逃げてもいいよとは言われない

最近でこそ、いじめなどの理由で学校へ行きたくない子どもに対し、「無理に行かなくてもいい」「逃げればいい」って言える空気が出来ています。
 
まあ、それでさえ、当の子ども達からすれば、どこへ逃げればいいんだっていう叫びや、学校へ行かなくても人生の行き詰まり感からは逃れられなかったりしますが。。
 
子どもの頃は、早く大人になれば自分の好きな時間を生きられる、好きな事が自由にできる、例えば、今日は休みだから昼まで寝ていようだとか、ポテチを一袋自分1人で食ってやろうとか、そんな他愛のないことだったりにとてつもなく憧れてました。
 
で、実際に大人になってみると、というか社会に出て生活するようになるとって事ですが、なんだか子ども時代以上に悩みが尽きないなと実感します。
 
特に思うのが、「なんで働かなくちゃいけないんだろう?」って疑問。
 
レベル的には子どもの時の「なんで学校行かなくちゃならないんだろう?」ってのと同じ感覚でしょうか(^_^;
 
ただ、学校は義務教育としてそうなっていますが、働くことについては義務という縛りは無い。
 
もちろん、国民としての勤労の義務、というのはありますが、働いていないからといって逮捕されたりするわけじゃありません。
 
せいぜい、自分の生活が困るのと、親戚や近所から白い目で見られるぐらいのものです。
 
にも関わらず、「働く」ことや「仕事」から逃げるのは許されない空気感は、ずっとまとわりついてくるのです。
 
嫌なら会社を辞めればいい、と言う人は大勢います。
 
でも、辞めても次の会社なり職場で当然働くんだろ?的な含みがあり、仕事から逃げられないよが前提の話しだったりもするんですよね。
 
いや、オレは仕事そのものから逃げたいんだけどって言っても、なかなかそこは理解されない世の中で、そんな中でもがき続けています。
 
こんな思いで生きていくぐらいだったら、マインドを変えて、仕事に真剣に取り組む生き方をした方が良いでしょ、という助言も理解はできます。
 
自分でもそう思って、ある時期は色んなツールを試したり、試行錯誤してみましたが、結局のところそれだけで疲れちゃって、とてもじゃないけど何十年も仕事にエネルギーを注ぎ込むなんて自分には無理だなって、何となくですが自覚しちゃいました。
 
人前で虚勢は張りますが、内心は打たれ弱い性格が災いし、本当に自分がこれだと思った生き方をすることができず、未だに仕事から逃げることばかり考えています。
 
そんな男が来月で50歳を迎えるのです。
 
こんな大人になるとは、子ども時代には想像してなかったなぁという、瞑想記事でした。

甲子園のラッキーゾーン復活?

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甲子園球場ラッキーゾーンが復活するという話しが、ちらほらと出ています。
 
外野スタンドの手前、フィールド内に意図的にフェンスを設置した間のスペースをラッキーゾーンと呼び、そこに打球が直接飛び込んでもホームランになるというもの。
 
ホームランが出やすくなるのを目論んでも、ラッキーゾーン復活とういことでしょう。
 
ホームランは野球の華ですからね。
 
まあ、気持ちはわからんでもない。
 
でも、こういう話しを聞くと、野球っていうスポーツは、割と曖昧なスポーツなんだなぁと思い知らされます。
 
各球場によって、スタンドやポールまでの距離がまちまちなんですけが、別にそれでもOKってことなんですよね。
 
ホームランが出やすい球場もあれば、距離が遠く出にくいところもある。
 
距離は同じだけど、フェンスの高さが低いからホームランになりやすいとか、まあ様々です。
 
だけど、ホームラン記録は公式記録として残るわけですが、それって正直どうなんだろう?って。
 
さすがにピッチャープレートからホームベースまでの距離や、各塁間距離は統一されていますが、ファールゾーンのスペースはやはりまちまち。
 
同じ打球でも、ファールフライでアウトになる球場と、スタンドインしてセーフの球場があります。
 
こういうのが許されているのは、野球がスポーツというよりエンターテインメント性が高い球技の証なんでしょう。
 
エンターテインメントとして面白ければ、球場の広さもその演出の一部だから、各地で独自性を打ち出しても良いという、よくよく考えると実に不思議な競技。
 
まあ、そういう面もあって世界的に普及しにくく、オリンピックでも採用されないのだなと想像します。
 
あと、ラッキーゾーンのホームランと言えば、ドカベン殿馬
 
山田太郎らが新2年生時の春の甲子園大会決勝、土佐丸高校戦でサヨナラ勝ちを決めた秘打が思い起こされます。
(若い人にはわからないでしょうが)
 
詳細は省きますが、殿馬が右へ流し打った打球はライトのラッキーゾーンへ向かって飛んでいきます。

 

ライトは、その前のホームクロスプレイで山田太郎に吹き飛ばされた瀕死の犬神でしたが、必死になって打球を追う。
 
フェンスによじ登り、ラッキーゾーンに入りかけている打球を何とかキャッチするも、体ごとラッキーゾーン内に落ちかけます。
 
しかし、なんとか足の甲をフェンス上部に引っかけ落ちるのを防ぎこらえるのですが、耐える体力も少なく、他の外野手が犬神の足を捕まえようと飛びついたところで、力尽きてラッキーゾーンに落ちてしまいます。
 
この時の秘打が確か、「円舞曲別れ」というのだったと思いますが、犬神がラッキーゾーン側に落ちてしまうところを見事に表現しておりました。

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非力ながらも相手を出し抜いた殿馬サヨナラホームランで試合は幕を閉じ、明訓高校が夏春連覇を果たすのでありました。
 
この春の大会の明訓高校は、全体的に悲壮感漂う感じで、その中で各キャラクターの過去の生い立ちなども描かれているのですが、殿馬はピアニストとして大成するために指の付け根を切る手術をしていたことが明かされます。
 
ドカベン31巻には様々なエピソードが含めて掲載され、そのどれもが胸に迫るものがあり、そんなスーパースター達が集まったのが明訓高校だってことですね。
 
詳しくは漫画を読んでいただければ分かります。
 
ちなみにドカベンの作者、水島新司先生は野球物を得意としておりますが、実はその中で描かれる「人情物」が実に素晴らしく、それ故、多くのファンがいるのだと思っております。
 
ちなみに僕もその1人ですが。。
 
ドカベン、ついに完結となるようですね。
 
水島先生お疲れ様でした。
 
ちょっと話しが逸れましたが、甲子園ラッキーゾーンにまつわる雑感でした。