Walking backstreet(裏道を歩いていこう)

Walking backstreet(裏道を歩いて行こう)

40代後半になっても自分の生き方、進む道が分からない男のブログです。「40にしても惑う」人間の悩みや日常の思考などを趣味も交えて書いています。

日本ボクシング連盟の山根会長が辞任したらしいですが

世間をざわつかせている日本ボクシング連盟の山根会長、こういう人、割と一定数存在するよねってのが最初の感想です。
 
質問とは違う意図の答えを言う、コミュニケーションが一方通行、自分が悪いことをしているとは微塵も思っていない。
 
そしてあの風貌ですから、ネット上では昼間の情報番組見て、「なんで真っ昼間からVシネマ見せられるんだ!」って嘆きの声も多数。
 
ああいう人が上に登って行ったり、権力を手にできてしまうシステムがそもそも問題のような気がします。
 
だって、最初に書いたように、ああいう人って実際に存在するのは事実ですからね。
 
山根会長みたいな人が組織のトップになれない仕組み作りが、本当のところは重要なわけで。
 
まあ、自分で会社起こした場合は別ですが、いちおう社団法人なんで、それなりのコンプライアンスリスク管理、ガバナンスがあって当然だと思うんですけど、所詮は体育会系出身者ばかりの集まりだったって事でしょうか?
 
「終身会長」という肩書き役職もあるらしいですが、それってボクシング連盟の定款はどうなってるんでしょう(^_^;
 
定款変更の手続きして終身会長就任OKとしているんだったら、もはや組織としてはほぼ機能していないと見るべきでしょう。
 
そんな団体がアマチュアボクシング界を管理する団体というのですから、もの凄く恐ろしいわけで。
 
色々とボクシング連盟関連の情報を見ていると、関係者はもちろんですが、JOCや連盟を管轄する行政府も山根会長のやりたい放題について恐らく前から知っていたと思われます。
 
そして、それはマスコミも同じです。
 
週刊文春はこの問題より前に会長問題を誌面で報じていましたが、メディアが取り上げたのはどうもそれだけみたいですね。
 
朝日新聞は社説で「一連の事態を機に、スポーツ界は自らの足下を見直すべきだ。所轄する文部科学省スポーツ庁内閣府なども危機感を持って臨んでもらいたい。」としれっと書いております。
 
いやいや、その前に自分のところの担当記者に聞いてみろよ、こうした問題は前から知っていた、もしくは耳に入っていたはずだぜ?
 
なに今初めて知ったみたいな感じで説教してるんだって感じ。
 
こういうところが駄目なんだと思うのですが、朝日新聞は自分のところは問題が無いって思い込んでる時点で、根っこの部分は山根会長と同レベルです。
 
そう、最初に書いた「質問とは違う意図の答えを言う、コミュニケーションが一方通行、自分が悪いことをしているとは微塵も思っていない。」って実は社説で説教してくる朝日新聞の事でもあるんですよね。
 
今、まさに夏の甲子園大会真っ最中でありますが、その主催者は朝日新聞社でもあります。
 
高校野球云々の話しになると、また話しが逸れてしまいますので、夏の大会に関する問題提起は伊集院光氏がラジオで発言したのがニュースになっていますからそちらをご参照ください。
 
要は、朝日新聞高野連だって山根会長の件は、決して他人事じゃねぇぞって話しを言いたかったのでした。
 
最初は朝日新聞への愚痴を言うつもりじゃなかったんですが、暑い→夏の甲子園朝日新聞、という流れでこうなってしまった(^_^;
 
暑いので、今日はここまで。

最近の投資状況について

ここ最近は、めっきり投資関連のネタをあげることも無くなり、熱が冷めてしまったのかと思われたかもしれません。
 
熱が冷めたというよりは、することが無くなったというのが正しい表現かも。
 
個人的な意見ですが、投資とかって熱を入れてやるもんじゃない、というか、ほどほどの距離感でやるのがいいんじゃないのかい?って思ってます。
 
そんなエラソーに持論を述べるほど、経験値もスキルもある僕じゃございませんが、何となくそう感じるんですよね。
 
俯瞰的に社会を見る、経済を見る、世界を見る。
 
そんなイメージで投資とも付き合っていく方が、最終的には幸せなんじゃなかろうかと。
 
投資に熱を上げて入れ込み、増えた減ったに一喜一憂するのも、そういう生き方が好きなら別にかまいませんが、僕は疲れるんでやっぱり嫌なのであります。
 
と、言い訳じみた事を書いておりますが、実際のところ、毎日500円積立投信に切り替えてからは、自動で投資信託を買い続けるので、することと言ったら証券口座の残高が不足しないよう資金を適度に移動させるぐらいのことなんですよね。
 
もちろん、新しい投信商品を探してみるだとか、投信以外の商品の情報をゲットするとか、やろうと思えばすることはいくらでもあります。
 
ただ、今の買ってる投信(7種類)以外に追加するべきなのか、今買ってるものを見直して入れ替えすべきなのかが、正直よくわかんないので、そのままにしているって感じです。
 
仮想通貨とかも興味ありますが、アニメやゲームの方を優先してしまい、なかなか勉強する時間が無いという堕落ぶり。
 
投信もインデックスのみで構成しているけど、ちょっとぐらいアクティブやってみてもいいかなぁと思ってます。
 
ただ、すぐに行動に移せない性格が災いしており、実行に至っておりません。
 
それと、もう一つ理由があって、ここ最近は投資に回す資金(キャッシュ)が思ったほど確保できそうにないってこと。
 
以前書いた記事「家計を見直したいけどできない理由」にあるように、無駄に支払うものが多く余裕資金が得られてない現状があります。
 
 
実家のリフォームもやっちゃったんで、約350万円ぐらいが出て行く予定に加え、引っ越し絡みの費用も発生するだろうから、バンバンと投資に回す気持ちになれないんですよね。
 
ということで、しばらくは投資活動は停滞気味に推移すると予想しております。
 
H30年7月末の状況です↓

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家計を見直したいけどできない理由

お金を貯める一番簡単な方法って何だと思います?
 
節約?
 
投資?
 
副業?
 
色々な手段があると思いますが、確実且つ有効なのは、収入より支出が多くならないようにすることです。
 
そのために節約したりとかってのはあると思うのですが、節約だけでは基本、お金は貯まりません。
 
お金にルーズな人生を送ってきた、今年50歳になる僕が言うのですから、そこは間違いないです。
 
まあ、中には本当に節約術だけでお金貯めれる人もいるんでしょうけど、どちらかというとそういう人って少数。
 
投資や副業に関しても、それが上手くいく人ってやっぱりごく少数。
 
その手のノウハウ本とかには、そういう重要な事は残念ながら書いてありません。
 
不都合な真実は常に隠されるのですから(^_^;
 
お金を貯める上で、重要で根底となるのは「収入>支出」となるような生活、ライフスタイルが一番効果的なんですよね。
 
僕は、今の奥さんと結婚してから10年間で約2000万円近くのお金を貯めることができました。
 
貯金等などのキャッシュで確定できるもので約1000万円、それ以外の不確定部分合わせると約1900万円ぐらいです。
 
このうち95%ぐらいが結婚して10年ちょっとで貯めたもの。
 
じゃあ、奥さんの家計管理が凄いんだ、って話しになりそうですが、、実はそうでもない。
 
どちらかというと、奥さんの方もお金に関しては無頓着です。
 
家計簿は何度かチャレンジしましたが、全て挫折。
 
毎月のお互いの給料を確認したりというのもありません。
 
ざっくり2人で手取り45万円ぐらいあって、その中で、特に計画もなくやりくりしているだけです。
 
にも関わらず、なぜそれだけ貯めることができたか?
 
一番大きな理由は、子どもがいなかったのでそこの出費が全然かかってないってこと。
 
逆に子どもがいたら、家計に関してはもっとシビアにやらざるを得なかったでしょう。
 
もう一つは、食費以外の物欲が2人ともほとんど無かったということ。
 
TVゲームやらギターやら、本やら、それなりには買ったりしますが、それでウン百万円もつぎ込む事はしてこなかったです。
 
妻もブランド品を欲しがったり、服や靴を必要以上に買ったりなんて事もありません。
 
パチンコも競馬もやりません。
 
旅行は年1~2回ぐらい行きますが、それが夫婦2人にとって唯一の贅沢って感じです。
 
食べることに関しては2人とも好きなので、そこは意識してお金使うようにしてました。
 
こんな生活を10年ちょっと続けていただけなんですが、いつの間にかお金が貯まっていたという話じ。
 
結果、何が言えるかというと「収入>支出」のライフスタイルを続けていたら、お金は貯まりますよって事ですね。
 
ですが、ここ最近は支出の中身を見直さなければいけない時期に来たと実感しています。
 
原因は僕の給与にあります。
 
先ほど、夫婦2人の収入が手取り45万円と晒しましたが、厳密に言うと違うのです。
 
妻の方は手取り20万円で、そっくりそのまま持って帰ります。
(実際は振込ですが)
 
僕の方は、額面上の手取り額は26万円ぐらいあるのですが、持って帰るのは5~6万円しかないのです。
 
何故か?
 
約20万円近くは、勤め先に関する取引のもので引き落とされてしまうからです。
 
貯蓄性のある引落しもありますが、大半を占めるのが保険の掛け金。
 
詳しくは言えませんが、要は保険のノルマが毎年あって、達成できない部分は自爆するからなんですよね。
 
保険以外にも物を買わされることもあって、そういうのもほぼ自爆です。
 
「自爆」というのは、保険商品だと自分自身が契約者になって保険に加入することで、柔らかい言い方をすれば「率先加入」とも言います。
 
これから就職する学生のみなさん、よく覚えておきましょう♪
 
なので、必要の無い保険にけっこう加入していて、無駄な掛け金をたくさん支払っている(引き落とされている)のが現状。
 
しかも管理職なので、数字も太く、またノルマ未達でしたなんて事も許されない。
 
もう、いい加減何とかしないとね、本当に生活出来なくなりそうなんですよ(^_^;
 
今の会社に在籍中は自分の保険解約なんてできるわけないですから、早く退職しましょうって事になりますよね。
 
というわけで、記事タイトル「家計を見直したいけどできない理由」に繋がっていくのであります。
 
保険なんて、本来なら真っ先に見直すべき費用項目なんですが、今の僕にはそれすらできない。
 
無駄な保険に払う金があったら、投資の方に回した方が全然生産性が高いですから。
 
あ、うちは子どもがいない家庭だから、生産性が低いって事になるのか。
 
というオチも付きましたが、目標を今年12月末に設定して行動を起こそうと画策中です。

ブログ読書の面白さ

僕は他人のブログ記事を読むのが好きで、仕事中も資料作ってるふりしてせっせと読んでいます(^_^;
 
勝手にブログ読書と名付けていますが、もう少し気の利いたネーミングセンスが自分に欲しいなと、やや残念。
 
ネットが発達していない時代、僕が学生の頃とかですが、読み物といえば書店で売られている本、又は雑誌が当たり前でした。
 
それ以外だと新聞ですかね。
 
まあ、今思えば、非常に限られたコンテンツで色んな文章を読んでいたわけです。
 
当然、書籍や新聞ですから、それを書く人というのも、それなりの人物というか、その手のプロが書いているわけですよね。
 
ところがネットの発達によって、色んな人が様々な情報発信をできるようになり、読み物として提供される記事や書き手の幅も一気に広がりました。
 
編集のプロからしたら思わずしかめっ面したくなるような文章であっても、記事内容が面白ければどんどん他人に呼んでもらう事ができる。
 
読み物好きの僕からすると、非常に恵まれた時代になったんですよね。
 
ジャンルも日常系やら、アニメ、ゲーム、映画、音楽といった趣味に通ずる読み物はもちろん、経済系や社会派ネタの読み物など実に多彩な読み物がネット上に転がっています。
 
しかもそれは、日々生産され続けている。
 
書かれている内容が事実なのか虚偽なのか、その判断も含めて面白いのがブログ記事であります。
 
で、ふと思ったんですが、昔だったら絶対読めなかった、もしくはそういう読み物が発信されることすらなかったものが、今は読める時代になったんだなぁということ。
 
どこでそう思ったかというと、「無職な○○の日記」とか「30代でリタイヤした▲▲の話し」とか、そういったジャンルのブログを読んでいた時です。
 
そうした話しって、これまでだったら限り無く個人的な話しであり、しかも世間的にはどちらかというと冷たい目で見られ、大っぴらに他人に話して聞かせるものじゃなかったんですよね。
 
しかしながら、実際のところ一番興味があって知りたいのもその手の話しだったりするわけです。
 
世界経済情勢がどうだとか、円高がどうだとか、そんなもんよりも自分にもっと身近で明日は我が身かもしれない出来事に惹かれます。
 
ネットが当たり前になった今の世界だからこそ、そうした読み物を目にすることが可能となり、しかも誰でも発信者になり得る。
 
こう考えると、ネットの世界ってあれこれ言われますが、やっぱり良いものだなと思った次第です。

ヤマト運輸の過大請求は何が問題?

以下は、毎日新聞で報じられた内容。
 
【ヤマトHDの社内調査では、データが照合できる2016年5月~18年6月の2年2カ月間で、法人顧客に対し料金を不適切に請求した件数は2640社、約4万8000件に及び、過大請求額は約17億円に達した。過大請求は全国11の統括支店のすべてで行われていたという。会見で記者団から「組織ぐるみでは?」と問われた山内社長は「組織として指示したことはない」と否定しつつも、「結果としてこうなったことは厳粛に受け止めている」と語った。
 
 ヤマトHDによると、11年に内部告発で過大請求の指摘があり、当時、社内調査を行い対処したという。だが、「全国的な問題との認識に至らなかった」(山内社長)といい、全社的な調査は行わなかった。今回も報道機関からの問い合わせを受けた調査で発覚しており、過大請求は長年見過ごされてきたとみられる。
 
 YHCの18年3月期の営業利益は5億2200万円で、過大請求分を差し引くと赤字に陥っていた可能性がある。会見では、記者団から「業績をよく見せかけようとしたのでは?」など動機を尋ねる質問が相次いだが、山内社長は「外部専門家による調査委員会の調査で究明したい」と述べるにとどまった。】
 
 
もう単純に、民間企業同士の話しで終わる気がするんですが。
 
僕もそれほど詳しくこの件に関して情報収集したわけではないので、今知りうる内容で直感的に感じた事を書いています。
 
法人にしろ個人にしろ、引っ越しに関する手続きって、最初に見積とかがあって、いざ実際にやってみたら見積外の事も発生して、実料金はこうなりましたので、この金額で請求いたします、とか、そんな感じじゃないのかなぁ。。
 
市役所が固定資産税多く請求し過ぎたとかって話しとは、全然違うと思うのですよ。
 
民間企業がどの料金を請求しようが、基本、それは当事者間で合意なり納得していれば、10万だろうが1000万だろうが別に自由なわけで。
 
ただ、今回の件に関してはヤマト運輸が謝罪しちゃってるんで、相手の合意なしに高いお金をもらってしまったって事なんでしょうけど。
 
それにしたって、支払う側が当初の見積金額と請求額に違いがあるのかといった、通常の仕事をしていれば当たり前、最低限の確認をしていなかったという落ち度があるわけで、全てにおいてヤマト運輸が極悪企業だっていう論調はどうかと思うんですよね。
 
請求書があってはじめて支払い手続きがなされるはずですから、そこにおける錯誤は両成敗で終わります。
 
「過大請求」って報じられても、何を基準に過大だと断罪されているのかがよくわからない。
 
最初に書いたように、商取引における金額というのは別に国が法律で決めているわけじゃないので。
 
まあ、タクシー業界のようにその辺りがガチガチになっているのなら、そういう批判もしょうがないかもしれません。
 
その点、引っ越し業界、運送業界って何らかの規制とか全体的取り決めがあるんでしょうかね?
 
今や、運送料金なんて取引先毎に違うのも当たり前ですし。
 
また、引っ越し事業が赤字だ黒字だとかは、実際のところ余計なお世話であり、企業の方針としてやるって決まってればやればいいだけの事で、別にそれを外野があれこれ言う必要もないのでは?
 
正直、現時点での報道を見ていて、そんなに大騒ぎしたり、ヤマト運輸を叩くほどのニュースなのかなと疑問に思った次第でした。

西日本の豪雨被害で対策うんぬんの話し

今回の西日本豪雨で、まずは被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
 
くろばこの地元もけっこうな大雨でしたが、そこまでの被害はありませんでした。
 
隣接する広島県が大変な状況であったわけでございますが。。
 
この被害に関する報道を見ておりますと、ダムの放流の是非であったりとか、国はもっと事前に対策をしておくべきだったとかって意見がよく聞かれました。
 
う~ん、でもそれって、無理があるんじゃねぇの?って。
 
全くの無策なら国を批判するのもありでしょうけど、そういうわけでもないですし。
 
逆に、どんなに対策を打とうが、人類の想定範囲内で自然災害が発生するという保障はどこにもないのです。
 
今のところ数十年に一度の豪雨っていう表現しているようですが、これが次は数百年に一度、数千年に一度となるかもしれない。
 
そこへ向かって、ひたすら対策を打ち続けるのかってことになります。
 
以前も書いたように、地球活動というのは決して人間の都合に合わせて起こってくれるものではないです。
 
人間が主じゃないんですよね。
 
なので、どんなに対策を打とうが、それを上回る災害が発生するということは受け容れるしかないということになります。
 
じゃあ、その上で我々はどう対処しますかって話しなんですが。。
 
国や地方が考えられる限りの対策をしたとしてですよ?
 
結局、その指示や命令に従うのも従わないのも、そこに住んでいる人や我々なんですよね。
 
今回も、まさか自分の家が被害に遭うとは思わず、家にとどまった人達が多くいたため、被害も広がったという話しもあります。
 
避難指示が出ようが、警報が出ようが、それに従わなければ、どんな対策も無意味になります。
 
極端な話し、あなたの地域は災害が発生しやすい地形だから、地区ごとどこかへ移転してくださいって行政から対策案が出されたら、それに従えますか?って話し。
 
そういう覚悟も含めて、国や地方に対策を求めている人達は物を言っているのか?
 
極論的な例を出しましたが、特別あり得ない対策ではない、というか、実際には比較的安全と思われる土地に移動させておくというのは、災害発生後の復興対策を効果的に実施する上でけっこう現時的なお話しだと思うのです。
 
でも、はいそうですかって受入れられないのが人間です。
 
そう考えると、今言われている防災対策って、けっこう綺麗事に終始しているのが一番の問題じゃないのかなと思ったりします。

知り合いやかつての職場に営業に行くなんて考えたくない

僕自身、転職を多く経験しいてるので、よくタイトルのような状況を想像します。
 
また、そういう事をしている人も実際に見てきました。
 
例えば、以前、食品製造工場でシステム担当として働いていました。
 
その時、現場の調理担当課長をしていたSさんは、非常に仕事ができて基本真面目な方だったんですが、一つだけ悪癖がありました。
 
たまに失踪するんですよね(^_^;
 
たぶん、ストレスが溜まってきて、それでどうする事もできなくて無断欠勤。
 
欠勤して家にいるならいいですが、家からも逃亡して1週間ぐらい帰ってこなかったりします。
 
奥さんも子どものいるのにです。
 
でも、個人的にはS課長の気持ち分かるというか、オレだって1週間と言わず、1ヶ月でも半年でも出来るなら逃げ出したいよなぁって。
 
自分にはそれを実行するだけの度胸?勇気?諦め?、よくわかりませんが、そういうものが足りなかっただけだと思います。
 
で、S課長の4回目の逃亡は、1週間どころか1ヶ月以上にも渡り、家族ともその間音信不通で、さすがにこれはマズイだろって社内でもなりました。
 
結局は家族の元に連絡があり無事が確認されましたが、会社はそのまま退職ということに。
 
まあ、しょうがないですよね。
 
その後、1年ほど経った頃でしょうか、ひょっこりそのSさんが会社の事務所に現れました。
 
話しを聞いてみると、今はタイヤショップに勤めていて、今日は特売セールの案内でチラシを持ってきたとのこと。
 
ふ~ん、頑張ってるねぇなんて言いながらチラシを受け取ったのですが、内心では、「正直、よくやるよなぁ、辞めた会社に営業に来るなんて。オレだったら考えただけでゾッとする。」と思っていました。
 
Sさん、そのタイヤショップもやっぱり辞めてしまったようです。
 
僕よりも社会に適合性が無いのだなと同情してしまいました。
 
これ以外だと、今の会社の取引先の営業Kさんていう人がいて、その人は割と最初から慣れ慣れしい感じでよく自分に話しかけてきていたのですが、しばらく見ないなと思ったら、全く別の会社に転職していました。
 
この人は、先ほどのSさんと違って社会への適合性はあるタイプなんですが、何というか、常に調子がいい人間という印象。
 
ある商品のメリットだけをひたすら熱弁して、また今度飲みにでも行きましょうよって最後に言う感じ。
 
基本、良いことしか言わない(^_^;
 
で、転職しても、またうちの会社にやってきて取引をしようと目論んでいるわけですが、以前に扱っていた商品とは全く違う物について、やっぱりその良さを熱弁してくるわけです。
 
ある意味、営業マンの鏡とも言えますが、到底自分にはマネできないなって。
 
僕からすると、彼Kさんのやってることって、否定するわけじゃないですが、虚無感が先に来てしまって、なんというか空しくなってしまうんですよね。
 
そんなことするぐらいなら、家に引き籠もるか、どっか遠い国へ行ってしまいたいぐらいの気持ちになる。
 
もちろん、食っていくためには何でもやらなきゃいけない、例えそれが自分にとってどんなに恥辱な事であろうと、というのはあると思います。
 
が、僕にはそれだけのエネルギーも行動力も持っていない。
 
仮に今から転職して、前に勤めていた職場に営業に行ってこいって言われたら、多分逃げ出すだろうなと。
 
逃げて逃げて、、、その後どうするかも考えられないけど、その場からは逃げる。
 
ふと、そんなことを思ってブルーになったくろばこでした。